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妖麗桜に.
桜を愛撫でることができるひと時が嬉しい. 雨が落としていくのは悲しいけれど, それはそれ美しい. いつだったか, 「桜は恐ろしい」と口にする人に出会ったことがある. そのとき僕は, なんだかわかるようでわからない不思議な気持ちになったのを覚えている. 理解できないのに腑に落ちる感覚だ.
ここ数年その意味を味わい深く感じている. そうだ, 妖しく艶かしい美しさにある殺気のようなものをようやく言語化できるようになったからだとおもう. 妖麗桜, 美しさにはどこか恐ろしさがある. 覗き込みすぎると見込まれてしまうような霊気が.
その幽玄さを適度な距離で美しいと思うことができる.
ひょっとすると何かを殺してしまいそうな, 宥めてくれるような幽玄さを漂わせて妖麗な夜に顔をだす桜たち. 雲のように舞う.
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