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りばいばる#072 オランダで自動車免許を取得

これは2017年5月10日にAmebloに投稿した記事の"りばいばる"です。

先日ようやくオランダの自動車免許を取得しました。

僕の場合は日本の普通自動車運転免許は所持しているので、取得するというより書き換えるというイメージでしょうか。

まず「DigiD」というオランダのネット上のIDから「cbr」という交通局の様な機関にアクセスして健康証明書を発行してもらいます。

この「DigiD」は移住したての時に必ず必要だからと言われ、よく分からぬままDigiDのサイトから申請したのですが、市役所での予約を取ったり、各種補助や控除等の申請事や健康保険の申し込み等、生活におけるネットを使った一括管理システムの様で、オランダならではの合理的なテクノロジーで個人情報を管理している印象を受けました。

銀行のキャッシュカードがデビットカードとなっていて全ての店舗に配備された支払いPINコードシステムといい、そもそもパソコンのキーボード自体を触るのが苦手な方やインターネット自体を受け入れていない年配の方達など、ハイテク機械等を敬遠しがちな人達も結局新しい技術を受け入れ、勉強していかないと暮らしていけないのではないか?と余計な心配等をしてしまいました。

関係ないですが、日本でこのブログを読んでくれている母も簡易携帯電話をスマホに替えて、LINEなどのコミュニケーションツールをがんばって覚えれば無料で孫達とも素早く繋がって、連絡も取りやすくなるし、親父とグループLINEを組むことによって情報の誤伝達も防げるし、世界が拡がると思うのですが・・・

2020年、ようやく母もスマホに変更し、家族のLINEグループに入りましたw

かく言う自分もつい先日までfacebookのメッセンジャーでグループを組めることを知らなくて、教えてもらって新しい技を修得できたと共に、こんなことにも気付かなかったのかとおじさん街道まっしぐらな自分に焦りを覚えました。

これでも娘達が思春期になる頃に世に出回っているであろうまだ見ぬテクノロジーの数々に負けずに付いて行きたいと考えております。

話を戻します。

cbr」という交通局機関のサイト上でQ&A方式で記入していき健康証明書を申請し、それが郵送で送られて来るのを待ちます。申請料は16.90ユーロでした。(2017年5月現在)

お住まいの地域の市役所でも記入する用紙をもらえるという噂ですが、結局記入したものを「cbr」に郵送しなければならないらしいので、サイト上で済ませるのがベストでしょう。

それと日本の運転免許証を大使館で英訳する必要があるので、健康証明書と同時進行で大使館に出向き、翻訳を依頼しておくと約1週間で仕上がるので再度大使館に取りに行きます。
翻訳料は15ユーロでした。(2017年5月現在)

ちなみに在オランダ日本国大使館はデン・ハーグにあります。

デルフトの自宅から15kmぐらいの場所にあり、なんやかやでもう4~5回行っているので割と近くて良かったです。

そして例の「DigiD」で今度は市役所のサイトにアクセスして免許取得の為のアポを取ります。

日本では市役所にふらっと行って各課の窓口の番号札を取れば対応してくれますが、オランダではいちいち事前予約が必要です。
3月末は混む時期だったようで結構先まで埋まっていました。

健康証明書と翻訳された日本の免許証とその免許証本体、そして免許証用の証明写真1点を市役所の窓口に提出すれば、今度は2週間〜1ヶ月ほどで「RDW」というオランダの陸運局から自宅へ書類が送られて来て、再度市役所にアポを取りその書類を持って行けば市役所でオランダの免許証を貰うことが出来ます。

免許の申請料38.95ユーロでした。 (2017年5月現在)

証明写真は規定が厳しいらしく、少しでも規格から外れているとやり直しになるようなので、証明写真代をケチる為、パスポート用の顔写真データをパソコンでサイズ調整してフォト用紙に印刷して提出用の大きさ(確か縦4.5cm×横3.5cm)に切って持って行きましたが、妻のはクリアで僕のは微妙にサイズがアウトでした。

市役所内に証明写真の機械があるのでそこで撮ってくるように言われ、オランダ語の表記にビビりながら何とか顔写真を撮影しました。確か2ユーロほどだったと思います。

4枚つづりの証明写真がプリクラのように機械の横の取り出し口からストンと落ちて来て、それを妻が間をつないでくれている窓口に持って行くと撮影時のイスの座り位置が前過ぎた様で再度撮り直しに。

市役所内をウロついているスタッフに撮り直しの旨を伝えるとミス写真と交換で銀のメダルをくれて、それを証明写真の機械のコイン投入口に入れると機械が稼働し再撮影でき、2度目で規定もクリアしました。
この辺りは良心的で何度でもやり直しが利くようです。

そして日本の免許証は日本大使館に転送され、大使館からレターが届けばいつでも足を運べば返還されるという流れです。

ちなみに免許証が海外で一時的とは言え他人の手に渡るのは何だか落ち着かない気がしたので、市役所に日本の免許証を預ける時にネット上にあった「免許証を必ず日本大使館に送ってね。」という返還依頼書なるレターフォーマットをプリントアウトして添えました。

オランダの免許証は滞在許可証とよく似たデザインや色合いで、有効期限は10年間となっていました。

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日本の様に3年毎の更新がなく、違反も罰金のみの減点等はないのである意味楽チンです。

ただ日本の免許証が今年の7月で更新なのですが、日本に帰る資金もないのでひとまず失効して、海外渡航のやむ得ない理由を発動させ3年以内に再申請すれば講習を受けるだけで再取得出来るようなのでそこに賭けたいと思います。

日本の免許更新に付いては改めて、りばいばる投稿をアップします。

最近の手順はどのようになっているのでしょうか?申請料は少しずつアップしていると聞きます。

約4年も経っているので、随分オンライン化が進んだように思うのですが、やはり顔写真と本人を確認する為、市役所での対面申請は継続している気がします。あくまでご参考までに。

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