見出し画像

りばいばる#067 プリペイドスマホ in オランダ

これは2017年4月8日にAmebloに投稿した記事の"りばいばる"です。

3月最後の日曜日の深夜にサマータイムに切り替わって時計を1時間早めてからその時差と夜の7~8時頃になっても外が明るいお蔭で何となく夕食の時間が遅くなってしまい、結果子供達の寝る時間が遅くなって来てしまうというちょっとした弊害を受けている今日この頃です。

最近は移住のお客さんが日本からオランダにいらっしゃる記念すべき初日に空港から新居までドライバーサービスをご利用頂くことも増えて来ました。

オランダに降り立つとまず初めに携帯電話のSIMカードを空港で購入し、日本から持参されたSIMフリーのスマホに購入したSIMカードを挿入し使えるようにするのが移住生活をスタートするのに必須の行為だと思います。

自分達がオランダに降り立った時はそんな余裕も知識もなく、簡易携帯の存在を教えてもらうまで5日間ほど通信手段のないアナログ生活を送りましたw

IKEAでの家具の配送の際の連絡先はコーディネーターさんの連絡先を書かせてもらったり、待ち合わせの時間や場所はかなり詳しく設定して絶対に遅れないよう努めたりと携帯電話が普及する前の状態に戻った数日間でした。

通話はまだしもインターネットに繋がっていないのが現代においてこれほど不安なのかと痛感するほど不便で、やはり文明の利器を利用することによって生活基盤を整えるまでの大幅な時間短縮が期待でき、今となってはネットのない生活は考えられなくなりました。

僅か4年程でもネットの進化は目を見張るものがあります。と言うか、ネットがない世界は最早考えられない時代ですね。

移住したての当時から考えると少しSIMにも詳しくなったので自分なりにですがこのブログに記録しておくことにします。

まずそもそもSIMって何ぞや?ということですが、SIMとは「Subscriber Identity Module」の略で、契約者に割り振られた固有の識別番号やメールアドレスや、電話番号などが登録されているカードがSIMカードです。
このSIMカードを抜き差しすることで、電話番号を他の携帯電話機に移したり、ひとつの携帯電話端末で複数の電話番号を切替えて使用したりすることができるという小さなカードであります。

日本では通信回線と端末をセットで主に各主要携帯通信会社(docomo・au・SoftBank)と契約していた為、その通信会社の携帯電話にはSIMロックと呼ばれる機能制限が付いており、端末を販売した携帯電話会社とSIMカードを発行した携帯電話会社が一致しなければ使えるようにはならないというルールがあり、解約の際には返却しなければなりませんでした。

2016年頃の話ですw

最近はSIMロック解除が義務化されたとかで格安SIMの市場が急速に拡がったようで、大手通信会社の回線を借りる為、通信速度などはほぼ変わらず毎月の通信費をもっと安いものに選べるようになってきたみたいですが、この辺りのことは詳しくないのでスルーします。

主要キャリアも低額へ、時代の変化のスピードが加速しています。

これは日本の話で海外ではそもそもSIMフリーが一般的で、端末があればその辺のスーパーなどで通話料&データ付きSIMカードが販売されているので、それを買って携帯端末に差し込みセッティングすればすぐ使えるようになります。

電機屋などでは売っているSIMカードの電話番号をじっくり確認して良い語呂合わせの番号を選択出来ますが、スーパーとかだとあまりゆっくり番号を選べないのではないかというデメリットがありそうです。

僕は番号の語呂にこだわるタイプなので、最初に適当に買ったSIMカードの電話番号が気に入らず、途中で別のSIMカードに切り替えました。

オランダに来てからは一番安いという理由で「Lebara」という格安SIMの会社のSIMカードを最初に使用した為「Lebara」限定の話になってしまいますが、空港内にあるスーパーのレジ等で通話料20ユーロ+データ通信1G付きで30ユーロで販売していたり、空港内にある「Lebara」のカウンターで購入&セッティングしてもらえます。

画像1

自分でやる場合は携帯端末のSIMカードの入るスロットに購入したSIMカードを差して”1244”とダイヤルしコールすればアクティベート完了です。

プリペイド携帯とセットで販売されているSIMカードなどは通話料5ユーロ分だけ付いていたりするので、それを端末に差し込んでアクティベートしてから空港内のフリーWifiにつないで「Lebara」のサイトにアクセスして、そこでSIM番号を入力し、クレジットカード番号を打ち込んでデータを購入するという方法もあります。

データは500MB/5ユーロ毎で、1ヶ月でリセットされてしまうので小さく買ってこまめに継ぎ足していくなど、最初の頃は色々試して見るのがいいかもしれません。

通話料も5ユーロ単位で5ユーロ購入すれば+5ユーロ分の通話料、10ユーロ購入すれば+10ユーロ分の通話料というように倍倍にお得ですし、通話料は使い切るまで期間は関係ありません。

気をつけなければならないのは、データ通信の期限が過ぎた状態でネットにつなげると通話料からデータ通信費を自動的に引用するようで、あっという間に通話料が0になってしまうのでデータ通信の期日は気を付けた方が得策です。

Lebara」の無料アプリをダウンロードすれば、残りの通話料&データ通信料が一目で分かるのでお勧めです。
ちなみにデータ通信料の期限の日にちの前日までで通信料はなくなるので、期限当日ネットを使うときはデータを購入してからにするべきです。

我が家の場合はiphone6sをDocomoで契約していたのを解約して端末だけオランダに持って来たのですが、SIMロックを解除するという知識のない状態だったので現在もiphoneはミニミニ手持ちパソコンとして使用して、新しくプリペイドスマホを購入しました。

日本語のキーボードがダウンロード出来る一番安いプリペイドスマホを探した結果、地元のBCCという電機屋でフランス制の「Wiko」とかいうブランドのスマホが79ユーロで自分達が探した最安値だったのでこれに決めました。

画像2

正直安かろうなので、操作性の悪さやハードディスク容量も小さいのでデータ保存には向かないなど少々ストレスですが、たまに使用する電話機能と少々遅いインターネット通信速度をちょっと我慢すれば、通話料10ユーロ(実質5ユーロ)前後、データ通信500MB(5ユーロ)で毎月10ユーロほどの出費で抑えられているのでかなりお得です。

家の中は無線Wifiが飛んでますし、オランダは至る所にフリーWifiが飛んでいるので毎月500MBのデータ通信量も半分も使っていません。

隣国ドイツやフランスで使用する際は、EU40数カ国で使用できるインターナショナルプランを購入しておく必要がありますが、最低15ユーロからと低価格です。
日本では毎月携帯代に8000円以上払っていたのでかなりの節約になっています。

もし日本に遊びに帰ったらSIMカードはその辺で売っているのでしょうか?
日本に住んでいた時にはその存在を全く知らなかったので不安なのですが、その前に日本に遊びに帰るなんてまだまだ難しそうです。

SIMカードやプリペイドスマホについて長々と書いてしまいましたw
LebaraのフリーのSIMカードは携帯ショップなどで大量に置いてあるので、移住サポート用にいい感じの番号のSIMカードをいつも保有しています。

しかし、スマホ自体は別で購入しなければならない為、月額は上がりますが、端末代を分割で2年間支払う正規の契約にしようか?時々思い出しては交換し時を探っている今日この頃ですw

オランダサポート_20201128

オランダサポート_ONLINESHOP

ドライバーサービス_20201123

デリバリーサービス_20201123


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?