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りばいばる#128 オランダ語学校へ通い始める

これは2018年3月31日にAmebloに投稿した記事の"りばいばる"です。

オランダは移民に寛容で、誰でも申請すれば安価でオランダ語を学ぶことが出来るということで、妻がデルフト在住の先輩日本人の奥様から教えてもらった、デルフトのMONDRIAANという学校の移民の為の初心者オランダ語教室に通うことになりました。

オランダ語のレッスンは、700~800ユーロ程かかる大学などで行われている短期集中型のオランダ語レッスンや、個人のオランダ人が全8~10回レッスンを行う教室、マンツーマンレッスンなど多数存在し、オランダへ移住してからオランダ語習得はやはり意識していました。

ちなみに妻は家の近所で見つけた2ヶ月間週1回ペースで宿題が山ほど出る少人数レッスン(約400ユーロ)を受講し、しゃべれないまでも多少のヒアリングと書いてあるオランダ語が少し読めるオランダ語レベル0~A1を修了した状態です。
※0-A1、A1-A2、B1-B2というようなオランダ全土共通のレベル分けがあるそうです。

僕が通うことになったMONDRIAANは週2回、1回3時間みっちりオランダ語のレッスンを3月中旬から12月中旬まで約33週行ってくれる、なんと授業料が全部でたったの30ユーロと分厚い教科書代40ユーロだけで受けられるデルフト市が支援する教室なのです。

当然相当人気の教室の為、申し込んでから数ヶ月待たされて、ある日適正試験みたいなのを受けに来るようにという通知が突然来て、ある法則に基づいた図形の並びから連想して問題を解いていくパズルの様な適正試験を受けに学校へ出向いた後、更に数ヶ月待たされて、申し込みから半年以上経ったようやくこの3月中旬から開始となったというわけです。

約1週間前に突然、来週から火曜と木曜の9:00~12:00で授業が始まりますというレターに、丁度仕事が入っていなかった幸運を喜びつつ初日を迎え、ワクワクドキドキしながら学校へ向かいました。

デルフトのMONDRIAANは街の北部に位置し、我が家から約2.5km程あり、朝子供らを学校へ送って行ってからそのまま車で向かうと丁度9時前に着けるので、車で学校の車両入口に向かいました。

適正試験の時に車で行くとゲートを開けてくれたので、れっきとした生徒となるので大丈夫だろうと高を括っていましたが、この日はゲート入口のスピーカーから男性スタッフの声でどうやら駐車は出来ないという感じのテンションのオランダ語が返って来ました。

「ノーパーキング?」と確認すると「イエス」とのことで、仕方なく近くの駐車スペースに停めて徒歩で向かい、校舎内の受付に通知を見せて教室の場所を聞いて更に内部に潜入です。

適正試験の時にも気付きましたが、校舎入口の中央ロビーの受付を中心に両サイドにゲートがあり、そのゲートの側に必ず警備スタッフの男性達が数名立っており、かなり厳しく校舎内への出入りをチェックしているようでした。

その学校に通う学生達はID学生証を常に携帯しており、ゲート入口のセンサーにかざすと遊園地の入口でよくあるゲートのバーが動かせるようになるシステムです。

あくまで自分の直感の見解ですが、ここはヨーロッパ、人が集まる学校などはテロなどの標的になりやすいからでしょうか?

海外あるあるですが、基本的に左利き用に何でも作られているので、右利きの僕としては、いつも隣のゲートのセンサーにIDをかざしてしまいワチャワチャしてます(笑)

初日は受付にレターを見せると仮のパスを発行してくれ、それをゲート横の警備スタッフに見せるとゲートを開けてくれました。

MONDRIAANは日本でいう専門学校の様な所で、市から援助を受けて教室の一部を移民の為のオランダ語教室として運営しているようです。

2階の教室前の常駐のスタッフの女性にカタコトの英語で「アイウォントゥーパーキング マイカー」と伝えると「車は申請が必要だから、あなたは停められないのよ。」というような返事だったので、学校内で駐車するのは諦めました。

幸い学校の周りはどこにもパーキングメーターが見当たらずフリーの駐車地域のようなので、ラッキーでした。

ちなみに「パーキング マイカー」は間違いで「パーク マイカー」が正解だと後で妻に指摘されました(笑)

運営スタッフに受講料とテキスト代70ユーロを支払って、行けと言われた教室に向かうと既に10名程生徒がコの字型に配置された机と椅子に座っており、白髪のおばあちゃん先生が説明を始めるところでした。

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教室には老若男女いろんな年齢層のいろんな人種の生徒がいました。これから約9〜10ヶ月間一緒にオランダ語を学ぶクラスメイトです。彼等の紹介はまた今度書きたいと思います。

偶然同じデルフト在住の日本人奥様も同じクラスだったので、英語もままならない僕としては分からないところは日本語で聞ける人がいるというのは非常に心強い限りです。

同時に申し込んだ旦那様は仕事の都合上、18:00~21:00のクラスに申し込んでいるそうで、まだ待ちの状態だそうです。
やはり社会人枠は更に人気なのでしょう。

一番端の空いている席に座り英語での説明を集中して聞きます。

この授業はデルフト市からの援助で非常に安価で提供しているので、極力欠席しないように!欠席は全日程の20%まででそれ以上になるとクラスから除外されるということで、安いし、仕事が入ったら休もうと安易に考えていたことを改めました。

既に入っているドライバーサービスの予約はしょうがないにしても、これからはオランダ語教室優先です。

当たり前ですが、授業は極力オランダ語オンリーで進められるということ、休みの期間の説明などがあり、初日はID用の写真撮影をしたり、軽い自己紹介をしたり、テキストの1ページ目の日本の中学1年生の時の英語の授業の「ハーイ マイク、マイネームイズジュンコ」のオランダ語バージョン「マイナームイズスージー」というくだりを習ったりして初日を終えました。

オランダ語の説明を英語でしてくれるのですが、僕は英語も中高で習ったレベルなので、正直半分も理解出来なくてハナから相当厳しい状況ですが、めげずに食らいついていかなければなりません。

英語が出来る人あるあるで、オランダ語でしゃべらなくてはいけない状況でも英語が通じれば英語に逃げてしまうというのを聞いたことがありますが、幸い僕は逃げられる英語力もないので、とにかく少しでもオランダ語でコミュニケーションを取れるようになる為、がんばると共に久々の学生気分を楽しみたいと思います。

この時と比べると随分オランダ語でコミュニケーションが取れるようになりました・・・と言っても、基本的に仕事は日本人向けですので、日常ほとんどオランダ語を使う場面がなく、更に言語習得センスも相当低いのと、ヒアリングと発音が壊滅的に苦手なので、一向にオランダ語は向上せず、簡単な挨拶や、基本的な単語に定型文を使い回しながら、現地人と深く交流することなく生活しています。

オランダ語は娘たちに完全に寄りかかる気満々ですw

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