りばいばる#035 ネット開通とIHコンロの顛末

これは2016年12月1日にAmebloに投稿した記事の"りばいばる"です。

2016年11月3日(木)
午前中にネットの業者がやって来て調べてもらったところ、壁の中の回線に不具合があったらしく、その部分を新しいものとと取り替える修理をしてやっとネットが開通。（前の住人はどうしててん！）

オランダではフリーWifiが充実していて、マクドナルド、スーパー、IKEA、電機屋、カフェ等、大概のお店の中にはフリーWifiが飛んでいるのに加え、街の一定のスポットや市役所や電車の中までもカバーされているので、それまでは買い物に行った際や移動中なんかにちょいちょいスマホをネットにつないで凌いでいたのですが、やはり自宅でネットがつながったことによってパソコンでの調べものはもちろん、LINEの無料電話で両家の両親に頻繁にビデオ通話で孫の様子を見せることが出来るようになったのが良かったです。

お昼には不動産屋に現金で家賃を払いに行ったり、少しデルフトの旧市街を散歩しました。

不動産屋に行く道の途中にある旧教会の建物が真下を通るのが少し怖いくらい完全に傾いていて驚きました。地盤沈下によるものだそうですが、修復の計画はあるのでしょうか？気になるところです。

デルフトの旧教会はその昔建設中に地盤沈下が発覚し、その地盤沈下に合わせてあえて傾いたまま維持出来るように建設されたとか。
1年ぐらい前に大々的な修復工事が行われましたが、その傾きはきちんと残したまま綺麗になりました。

翌日2016年11月4日(金)
10月末に不動産屋のお兄さんが部屋の内装屋さんみたいな別のお兄さんを連れて来て、可動しないIHコンロを徹底的に調べてもらうもやはり原因が分からず、そこからようやくとなるこの日の午前中にIHコンロの専門業者のおじさんが大きな工具セットのトランクを持参しやって来て、いよいよ点検してくれることに。

IKEAで買ったIH対応のフライパンやナベを用意して長期戦を覚悟したのですが、少しイジってすぐ専門業者のおじさんが「アー」と何やら肩の力が抜けたよう。

何やら「マグネティック、マグネティック」としきりに言っていて、妻と説明を聞くとマグネティックすなわち「鉄の素材じゃないと反応しないよ。」とのこと。
磁石付きのライトを換気扇の鉄素材の屋根にくっつけて見せて、用意したナベとフライパンにはくっつかないのを見せてくれました。

しばし呆然とした後、なんじゃそれー！！IKEAで買ったIH対応というのはウソだったのか、表示を見間違えていたのか、このIHコンロが古い型番で最近のIH対応素材に反応しないのか。とにかくIHコンロが壊れている訳ではなく、単純に鉄の素材以外のものには安全機能のお蔭で反応しないすぐれものだったということが判明。

業者のおじさんと一緒に「ハッハッハッハッハ」と笑い、おじさんは「ノープロブレム。」と言ってさっさと帰って行きました。

それからすぐ、子供のおもちゃのアンパンマンのマグネットをポケットに忍ばせて近所に鉄で出来たナベとフライパンを買いに行ったのは言うまでもありませんw

今では短期間ピンチを切り抜けてくれた簡易コンロは身を潜め、IHコンロが大活躍してくれています。

IH自体使うのが初めてだったので、陥ってしまった罠でした。
オランダはガス代が高いからか、ガスコンロよりIHが普及している印象です。
この経験を活かし、移住間もない方の日用品の買い物に同行する時は、常に携帯している薄型のマグネットが時々役に立っていますw