見出し画像

【日記】サクラ革命が真のサービス終了〜ファンの期待は開発陣の慢心を招いたか〜(改題、追記)

本日、7月27日は私の誕生日です。

この良き日を節目としようと思い、先日、真のサービス終了を迎えたサクラ革命とサクラ大戦への想いを綴ります。

TLには、何はともあれおつかれ様でした、とか。

寂しい、漫画とかCDとか出してほしい、とか。

二度とツラ見せんなよDW!!!!!とか、いろんな声が溢れてました。

もちろん私は

「もう終わったことだからとやかく言わない、私の視界から永久に消えてくれ。

二度と好きなコンテンツと界隈をめちゃくちゃにして金儲けしようとすんじゃねーぞ開発陣!!」

です。


少しずつ、サクラ革命の何に憤りを覚えたか、考える中で。

感情の糸の絡まりを解けるようになり、以前のようにクッソ汚い言葉を吐いてしまうことは無くなりましたが。

楽しみにしてたんですよ。それなりに。サクラ大戦シリーズの新たな展開が見れる、ってシリーズファンなら誰でも嬉しいと思ったはずなんですよ。

少々出来が…3Dが…キャラデザが…って思いつつも、気にしすぎかな、やれば印象変わるよね、プロセカもそうだったし!

で、蓋を開けたらアレですよ。

今にして思えば、新サクラ大戦のときもそうして、不安要素に気付きながらも、

「でも、やったら印象変わるかもだし!」

ってPS4本体も新品で入手してウッキウキしてたんですよ。

そしたら、アレですよ。


更に言えばサクラ大戦Ⅴの時もそうだったじゃんって、気付きました。

荒野のサムライ娘が、馬に乗ったまま自由度もなく爽快感のない無双シリーズという出来で不安になりつつも。

初めて限定盤なるものを予約して買いました。はい。ええと、赤と白の特性コントローラーかっこよかったです。

(個人的にはⅤはキャラも話も嫌いじゃないけど、素材の選択と料理に失敗しちゃったなー派です)


ふと、こうして思い返してみて。

……何度裏切られても、なんだかんだで期待して買ったり追いかける我々みたいな人がいるから調子乗ってんのかな……と、気付いた時には頭から冷水を被ったかのように体温が急激に下がり、震えてしまいました。


サクラ革命を生んだのは、私たちかもしれない。


「こんな感じでもファンなら喜んで金を出すだろう」と思われていたかもしれない。

そもそも生き残っている数が少ないファンだけに向けて作ったはずがないんですが、理性とは裏腹に不安は募るばかり。

なぜなら、多分新サクラ2とか、女性向けサクラ大戦とか出たら。

きっと、なんだかんだ言いつつ買うと思うんです。

今度こそは、今度こそはと言いながら。

けど、あんな大失敗したIPにセガがまともに金かける理由はないだろうし、あの新の続きとなるとスタッフもほぼ続投だろうし、シナリオに期待できない。見えている地雷でしかない。

女性向けサクラ大戦も、漫画と舞台を展開して終わった奏組や、スピードサ終で女性ユーザーの非難を浴びたReadyyy!を見る限り、期待できない。

なのに、期待してしまっている自分がいる。


サクラ大戦はすごいゲームだった、だから愛した。

なのに今は、サクラ大戦はすごいゲームであると信じたがっているのだ。

本末転倒だ、でも、わかっていても、きっとまた手に取ってしまうんだろう。

おそらくそういう人は他にもいるのだ。だからこそ新サクラも初週の売り上げだけはよかったのだと思う。サクラ革命も注目度が高かった。でも、作品自体のポテンシャルがなさすぎて、ファンは満足できず、新規もつかなかった。

それだけの話だ。

開発陣の慢心があったのは間違いないが、内情などユーザーが知れたことではない。

だからこそ、もしかしたら自分が…なんて思ってしまっている節もある。いつか答えが聞ける日が来るといいけども、それはきっと、サクラ大戦の新作が出る可能性と同じくらい低いだろう。

私のような人間が報われる日が来るのだろうか。

しかし、それはきっと訪れないことも理解している。

これだけ悪評がついたIPの復活を、セガがするわけがないのだ。IPの掘り起こしをしてはぶっ潰してるのが今のセガだ。むしろちゃんと埋葬されただけでも良しとせざるを得ない。

でも、もっと良いものを作っていたら。DWなんかに任せず、しっかりと実績と実力あるキャラデザを起用し、3Dも可愛くして、ストーリーも実績と経験豊富なライターに任せていれば、と思わずにいられない。

だから、開発陣が憎い、という結論になる。

なんだかんだ言いつつついてくるファンが今の状況を生んだとしても、その熱意に応えようとしてくれていたら、それでよかったのだ。


開発だって頑張った?色々あった?

知らねーよそんなもん。結果が全てだよ。

ご当地ブス集めとか悪評が先走った影響もあるだろうけど、無難に可愛くて髪型も奇抜なのがなくて、PSPレベルのグラで意味不明ダンス動画じゃなく、キレッキレでエモエモの演劇シーンを3Dぐりぐり動かして作ってりゃ、ブスとか言われねーしファンも演劇シーンが見れた!って喜んだよ。3Dにした利点ほぼないじゃん。開発費嵩むだけじゃん。あんな出来なら作らない方よかったでしょ。マジでなんなのよ。

閑話休題。

昔のIPのソシャゲ化の歴史は、ファンの期待を裏切りつづけた歴史でもあります。

つい最近、聖剣伝説のソシャゲが発表されましたが、生放送の時のコメント欄はひえっひえでした。

私自身はナンバリングのみプレイのにわかなんですが、周囲にファンが多く

「30周年だし続編出るかな」

「3リメイクは神だったし、4リメイク期待しちゃうな」

そんな声で溢れてました。

どっちもありませんでした。

LOMのアプデ、アニメ化、3リメイク移植、ソシャゲ発表。

30周年記念生放送としては弱すぎる情報群。

あと、ついでにクソデカラビケーキも出ました。

画像1

これが発表された時のチャット欄。

は?の嵐でした。

そりゃそうだ。

こういうおふざけは、この放送を見にきた人の本来の欲求を満たして満足させた上でやるべきなのだ。

流石に焦ったのか、新作作ってますってぽろっと言ったけど、もう何がしたいんだよ…ってなった。おそらくあの生放送を見にきた人の大半がその話を求めてただろうに。

これも「ファンはこれで喜ぶだろう」って慢心があったように思う。

そうじゃなければ、あの情報量でうおおおってして、クソデカケーキでうおおおってするに違いない!ってIQ3くらいの残念な人が企画したとしか思えない。正直スクエニもそこまで腐ってない…と信じたい。


侮られている悲しさと悔しさ、しかしこちらからは金を出すことしかアクションできないもどかしさ。

それはきっと、そのコンテンツに見切りをつける日まで味わう羽目になるのだと、気づくきっかけになった。



さまざまな娯楽が溢れている時代。

海外からゲームもアニメも漫画もドンドン輸入され、ユーザーたちはより良いコンテンツを選べる時代。


それでも、昔の作品を愛し続けるファンがいる。追い続ける人がいる。

その有り難みを、どうか、気づいて欲しい。


真に見切りをつけてしまう前に。



来年の誕生日は、明るくハッピーな日記を書ければいいな。

追記:タイトルちょっと変更しました。

一夜明けて読み返すと、何だか恥ずかしいなと思いつつ、サクラ革命が世に出てからずっと心と思い出をぐちゃぐちゃにされ続けてきたので、変に整理するよりこのままがいいかなってことで、特にいじることはないとおもいます。

ほんっとーに楽しみにしてたンデスよ…違和感に気づきながらも……。

私の家庭はめちゃくちゃで、心がスレそうになるのを、サクラ大戦をはじめとした二次元で救われたおかげで、ギリギリ現実を生きる選択をしたことは何度かありました。

そんな私にとって、二次元、とくにサクラ大戦は第二の母であり、人生の先生であり、憧れであり、友達だったんです。

そんな存在があのような辱めを受けて、冷静でいられるはずがなかったんです。

ただ、それだけなんです。

ここら辺の話もいずれ、noteに書く予定です。


オタク、強く生きよう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?