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カフェ経営でこれだけはやってはいけない。新しいことをやり続け枯渇する。

こんにちは
Honey Bee Kitchen Club ヒダカ カオリです。

『Honey Bee Kitchen Club』はどんな教室?


コンセプトは『幸せを作るお料理教室』
お料理に対する思いは人それぞれ。
現場で働くプロの料理人が、より豊かな人生が送れるよう食を通し様々な形でサポートします。

ただお料理の技術が上達するだけではなく
【笑おう】【歌おう】【食べよう】そして【愛し合おう】
イタリア人の気質そのままに
食べる楽しみを通じ、毎日を楽しくハッピーに過ごすお手伝いをしたいと考える、それがHoney Bee Kitchen Clubです。


講師はどんな人?
講師紹介
ヒダカ カオリ
フードディレクター
1996年 大阪あべの辻調理師専門学校卒業、フランス料理専攻科修了。         
大阪、広島、山口にて各種ホテル、イタリアンレストラン等で働き、食についての経験と知識を積む傍ら、岩国市生涯学習市民講座イカルス講師など地域の食文化の発展に精力的に尽力する。

飲食店コンサルタント
主にカフェ業態に特化した飲食店コンサルタントです。
メニュー開発・人材育成・オペレーション指導・スタートアップ
趣味から事業化へのサポート・スタッフのメンタルサポート等行っています。

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このブログでは、過去の自分の痛い経験から、同じような悩みを抱えるカフェ経営者さん、そしてこれからカフェをやってみたい!と夢を抱く未来のカフェ経営者さんに、自分と同じような過ちをおかさないためこれだけはお伝えしたいカフェ経営の間違いを綴っています。

どなたかの参考になれば幸いです。

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カフェ経営でこれだけはやってはいけない その6
・新しいことをやり続けすぎて枯渇する


前回は『焦って新しいことをどんどん投入するのはやめましょう』というお話でした。

では実際、新しいことをどんどんやっていくとどんなことが起きるのか、今日はそんなお話です。

新しいことをどんどんやり続けるって、一見するととても良いことのように思えますね。
お客様としても、行くたびにメニューが変わっていると目新しくて次はどんな商品が楽しめるだろう?とワクワクしそうでもあります。

なのですが、ではその肝心のお客様はいったいどのくらいの頻度でお店に足を運んでくださるのでしょうか?

毎日来られる?
一週間に一度?
一か月に一度?
それとも数か月に一度??

新しい商品を出す前に、どのくらいのお客様がどのくらいの頻度で来店くださっているのか、一度立ち止まって振り返ってみましょう。
そのためには過去のデータを見る必要があります。


過去のデータを振り返らない経営者さん、実は割と多くおられるのですが、それはとてももったいない。
過去のデータには多くのヒントが隠されていますので、普段あまり振り返らないオーナーさんはぜひともチェックする習慣をつけましょう。

リピーターさんやこれからリピーターになってくれるであろう新規のお客様が、どのくらいの頻度で足を運んでくださっているかがわかれば、新しい商品の投入サイクルがわかります。

毎日来られる常連さんは、もしかするといつ来ても楽しめる定番商品を求めておられるのかもしれませんし、ある一定の時間をおいて来られるお客様は季節などによって変わる新しい商品を楽しみにされているのかもしれません。

新商品投入の頻度をあまり多くしますと、定期的にご来店いただいているお客様がそれを楽しめることなく新しい商品に代わっている可能性もありますし、ある一定期間は提供し続け、お客様のご利用が一巡するまで様子を見る必要があります。
気に入っていただければ、その商品がメニューとして並んでいる間にリピートしてくださる可能性は高まりますし、あまりリピートが多くない場合は次のメニュー開発の参考にもなります。

新商品を提供しようと思いますと、どうしても現場に負担がかかります。
商品を増やせばそれだけキッチンの収納やオペレーションも複雑になりますし、あれもこれもと手が回らなくなり、結局欠品を産む原因にもなったりします。

新しい商品を投入するのであれば、せっかくなので効果的に提供していきたいところです。


そして、新しいことをやり続けすぎた場合のデメリット。

タイトルにもある通り、常に新しいことを追いかけていると、アイディアの枯渇という事態がおきてきます。

もちろん常に新しいことへのアンテナは張っておくべきなのですが、この情報社会、どんどん新しい情報というのは求めていなくとも入ってくるものです。

食材業者さんのPRや、各SNSからの新しい流行の情報、自分が他店に足を運んだ際にヒントになった商品、ライバル店で売れ筋の商品情報や、書店に並ぶ新しいレシピ本、一見すると世の中にはありとあらゆるヒントがあるわけですから、気になるものをひとつづつ商品として投入すればそれだけでお店は成り立つような気がしますよね。

なのにどうしてうまくいかないのか…。

それは、周囲に目が行き過ぎて、今の自店にとってどういう商品が必要なのかが見えなくなっているせいなんです。
タイトルに付けた『アイディアの枯渇』というのはまさにそういうこと。

世の中で新しいブームが起きたとしても、例えば自店に元から似たような商品があった場合、お店のオペレーションなどを組み替えたりしてその流行に無理して乗っていく必要がありますか?
ライバル店で素敵な商品が並んでいたとして、似たような商品を置くことでお客様の取り合いに何の効果があるのでしょうか?むしろお互いのお店同士でギスギスした関係が生まれませんか?

それよりもまずは自店の強み、良いところを客観的に探し、コンセプトをもう一度見直し、あなたらしいお店作りをしましょう。
そういうあなたらしいお店にお客様は惹かれて来てくれるはずです。


Honey Bee Kitchen Clubのホームページはこちらhttps://peraichi.com/landing_pages/view/honeybeekitchenclub


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