見出し画像

東京医科大学病院に1歳の付き添い入院をした(2024年7月)

はじめに

1歳の娘は先天性の鼻涙管閉塞で、1歳を超えても自然治癒しなかったため、鼻涙管閉塞の開通手術を全身麻酔でやってくれる数少ない病院のうちのひとつ、東京医科大学病院(新宿)に二泊三日入院して手術した。
設備や持ち物など、これからお子さんの付き添い入院をされるパパママへ参考になることがあればと思ってはじめてnoteを書きます。多少の読みづらさはご勘弁ください。


もらった冊子

『入院のご案内』
『小児病棟へ入院される方へのご案内』
『付き添い入院のご家族の皆様へ』

入院日程が決まると、即日入院の手続き。入院手続き窓口でもらった冊子に部屋の設備や持ち物は大体書いてあった。

『入院のご案内』のなかにある病室の案内。小児病棟の個室(22,000円/日)にした。

付き添い入院をするとなるとほぼ自動的に個室になるらしい。Wi-Fi&シャワーが決め手となり最高級の個室に即決したが、今考えればこの個室以外じゃ私も娘も頑張れなかったと思う。シャワーのない個室に付き添い入院されているママが捻出したであろう30分間の入浴が待てなくて、看護師さんを引き連れてシャワールームに大泣きしながら突撃するお子さんを入院中に何人か見かけた。

個室の設備

こどものベッド
ユニットシャワー、トイレ
シャンプーやせっけんなどは置いていない
床頭台、冷蔵庫(冷凍庫はない)とテレビ、貴重品ボックス、引き出し式のテーブル
見えないけどテレビの下にブルーレイプレーヤーがある
22,000円の個室だとテレビカードは不要(見放題)
ロッカー
入口すぐ横の洗面台、ハンドソープと台所洗剤は備え付け
エプロンを洗えるようにスポンジを持って行けば良かったと思った
洗面台の反対側。手袋やポリ袋、マスクが備え付けてあった
使用済みおむつはこのポリ袋に入れて入口の付近に置いておくと看護師さんが回収してくれる
ソファは変形して付き添い入院ベッドになる
組み立て方は看護師さんに確認したほうがいい
初日、聞かずに間違って組み立てて寝てしまい身体が痛くてつらかった…

レンタル品

付き添い入院をする親はこどものベッドで添い寝不可のため、布団セット(敷布団&掛布団&枕)を500円/日でレンタルする。(強制)
また、一歳は食事のたびに全着替えイベントが発生するので、入院着とタオルはレンタルした。(任意)
入院着&バスタオル&フェイスタオルセットで500円/日(税別)で何枚でも借り放題になる。入院着とバスタオル&フェイスタオルは片方だけでもレンタルできた。
入院着は上下分かれたタイプと、ガウンタイプが選択できた。
タオルは最初に2セットくれるし、看護師さんに頼めばすぐ追加できるので、自分のシャワーやこどもの食事の時のエプロン代わりに気兼ねなくじゃんじゃん使った。すごく助かった。

そのほかのサービス

  • シャワーの後の足拭きマットとしてペットシーツを数枚まとめて入院初日にもらった。

  • 小児病室は14階。内科と外科でエリアが分かれている。

  • 14階病室エリアはいってすぐのところにプレイルームがあった。10時~17時で予定が合えば預かってもらえたらしい。親はその間入浴や買い物ができる。

  • プレイルーム入り口横に絵本、Blu-ray、漫画の貸し出しコーナーがあった。おもちゃはプレイルーム内のみ。

  • 9階には24時間営業のナチュラルローソンが入っている。電子レンジは4台、熱湯が入ったポットも二台あったと記憶している。付き添い入院中の親の食事の調達はここでできる。1階にもタリーズとナチュラルローソンがあった。

  • 先述したが、シャワーのない部屋に付き添い入院した場合は20時以降に30分間だけシャワールームを借りて、こどもを看護師さんに頼んで入浴できるらしい。ナースセンターに時間割のボードがあり、先着順のようだった。

持って行ったもの

  • こどもの医療証・保険証・診察券・お薬手帳

  • ボールペン・印鑑(メモすることや記入しなくてはいけない書類が多いので絶対忘れずに)

  • ハンドクリーム

  • ボディクリーム

  • こどもパジャマ(使わなかった)

  • 自分の衣類(下着、Tシャツ、らくちんパンツ、靴下)

  • フェイスタオル・バスタオル(使わなかった)

  • 紙おむつ・おしりふき

  • ボックスティッシュ

  • こども歯ブラシ・歯磨き粉・フロス

  • 自分の歯ブラシ・歯磨き粉・フロス

  • 歯磨き用コップ

  • 飲み物用コップ

  • 水筒

  • スキンケア用品

  • iPhone・Apple watch充電器とケーブル

  • ドライヤー

  • 授乳ケープ

  • ヒップシート

  • こどもお食事エプロン(シリコンビブ)

  • こどもストローマグ

  • 自分のマスク

  • 自分のサンダル

  • こどもサンダル

  • 自分のごはん(後述)

  • 自分の使い捨て食器(スプーン、お箸、小鉢)

  • 自分のアイマスク・耳栓

  • 自分のカーディガン

  • iPad、ヘッドホン

Yohanaというコンシェルジュサービスを契約していて、それ経由でいろいろ聞いてもらって必要と判断したものも上記の持ち物に含まれている。

・こどもには病院からもらうほうじ茶か水しか与えない。まとめてもらっておく場合は水筒を持参するとよい
・こどもにはストラップ付きの靴が必要

個人的にはドライヤーとヒップシートがあったのはよかったなと思った。
ドライヤーは貸し出しがあるが、風力が弱すぎるし、退屈した子供は病室を出て散歩したがる。

病室から出るときはマスクが必要。こどもは基本的には病室から出てはいけないことになっているが、病室前の廊下であれば散歩してもOKと看護師さんに言われた。
あと、たまたま自分のポーチに入れていたアンパンマンの絆創膏が、点滴を外した後の違和感にギャン泣きする娘によく効いた。

アルコール消毒できるおもちゃは持ち込んでもいいようだが、持って帰った後の衛生面を危惧して持っていかなかった。
テレビ見放題のおかげでEテレに助けられた。ありがとうEテレ。

紙おむつは足りなくなると、ナースセンターからもらう(あとで同じものを買って返す)かコンビニで買うことになるらしい。多めに持っていった方が良い。

こどもの食事、自分の食事

みじん切り、一口大などこどもの好みに応じて切り方を変えてもらえる
入院初日に栄養士さんに相談できる
朝ご飯はごはんかパンか選択できる
おやつ
待ちきれない娘の手が写ってる

私は食べられなかったのでわからないが、結構おいしかったようで娘は完食していた。どれくらい食事を食べられたか、ボードに記録する必要があった。
ミルクの月齢の子の場合は、哺乳瓶やミルクは用意してもらえるらしい。
持ち込んだ食器(ストローマグなど)は夜間にミルトンで消毒してもらえる。

わたしは自分の食事として以下を持ち込んだ。

  • パックのレトルトご飯

  • レトルトの牛丼の具

  • レトルトの野菜スープ(まるごと野菜シリーズ

  • 菓子パン(ロングライフあんぱん)

  • ソイジョイ・カロリーメイト

  • お菓子(パイの実、リッツ)

  • ペットボトルのお茶3L分

あたためなくていいし、容器に移し替えなくていいし、野菜も食べられるしサイコー

野菜スープは持って行ってよかったごはんNo.1。おいしいしそのまま食べられるのがいい。
二日目の手術中はすこし自由になれたのでナチュラルローソンでカフェラテ買って飲んだけど、こどもの全身麻酔が心配でほかに買い食いできる心境じゃなかった。

面会

うちは上の子がいるのでパパはその世話のため面会には来なかったが、面会は最大4時間だったり両親のみだったり制約があるらしい。
新型コロナウイルスが流行するとまた変わってくるだろうから、面会ルールは都度確認して欲しい。

入院中のルール

  • 起床7時、消灯20時(小児病棟のみ)

  • 付き添い入院の親はこどもを病室に残して外出することは基本的にはできない

  • 付き添い入院の親は付き添い入院を開始すると退院まで院外へ外出できない

  • 午前中に病室の掃除に入ってくれる

  • ナースセンターで初日に24時間病棟に出入りできるゲストカードをもらえる。このカードを入り口にかざすと病棟ゲートを出入りできた。カードは常に首から提げておく必要がある

お会計

1日目10時に入院、2日目手術、3日目10時に退院というタイムスケジュールでかかった費用は以下。
個室代:20,000円+税*3日
食事代:500円*5食
⇒退院後の外来診察時に支払う。68,000円ほどだった。
布団セット:500円*3日
入院着&バスタオル&フェイスタオルセットで500円*3日
⇒後日郵送されてくるらしい。単純計算で3,300円。
東京都在住のため医療費は無料。ありがとうございます。
【8/30追記】
退院一ヶ月後に請求書が送られてきたが、支払いは1100円だった。
布団セットは無料、入院着&バスタオル&フェイスタオルセット*2日分だったか・・・?(明細が無くて不明)

感想

  • 小児科の看護師さんたちはめちゃくちゃ優しかった

  • 慣れない環境や手術後の違和感に昼夜問わずギャン泣きする娘をずーっと抱っこしてあやしながら「個室で良かった・・・」と何回つぶやいたかわからない

  • 娘は手術後、家族や保育園の先生のみならず、執刀してくださった先生にまで「目がぱっちりした!」と言われた。鼻涙管閉塞によって涙目がちだとは思っていたが、常にやや腫れている状態だったと今更知った。感染症も起こさず麻酔による後遺症も無く、本当に手術を受けて良かった

さいごに

付き添い入院は親の体力勝負。
みなさまのお子様とみなさまご自身が一日も早く回復されて、元の生活に戻れますようお祈りしています。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?