ふわっとした質問には真実より利益で返答

聞いた。

これで「好きな食べ物を訊かれたらすぐに答えられるか」という質問があった。質問者いわく、食の好みは状況によるし、一つに絞れるようなものではない。だから答えに窮してしまうのだ、と。

この質問者、ゆる言語学ラジオ用語で言うところの「メタモン」だな。

・メタ認知の暴走。客観的な認知が気になり、素直な行動やイキったりできない。
・例えば水野氏は「おすすめの本は?」と質問されると以下のメタ認知が暴走を始め、回答にたどり着けず処理落ちする
 ・シンプルに面白い本なのか
 ・読書量の多いことを期待した、特濃の良本なのか
 ・共通の話題がないから適当に尋ねただけなのか。
 ・・・・

メタモン — ゆる言語学ラジオメモ ドキュメント

この解説文に出てくる例である「おすすめの本は?」に対する対応は、本しゃぶりで記事にしている。

しかし今回のPodcastのように、他にも人をメタ認知の暴走に陥れる質問はあるようだ。そうなると、個別の質問に対する答えを授けても、あまり意味がないことになる。

そこで汎用性の高い指針を授けよう。それは「真実」ではなく「利益」を求めることだ。

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