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貝で重要なのは殻か中身か
また文化史本を読んでいる。
見ての通り「貝」がテーマだ。ヒゲの時と同じく、今回もまた目次を見て読むことを決めた。これだけ色々と文化史本を読んでいると、目次の重要性を感じざるを得ない。タイトルだけだと魅力をあまり感じないので。
何せ「〇〇の文化史(誌)」である。〇〇にはたいてい身近な単語が入るから、ぜんぜんキャッチーに感じない。何が良いのかタイトルからは見えず、なんか色々と書いてありそうとしか思わない。
それが目次を見ると、その本の個性が分かる。本書『貝の文化誌』の目次はこんな感じだ。
第一章 貝殻を作る生き物たち
第二章 人類の祖先および先住民の文化と貝殻
第三章 貝殻と宗教
第四章 貨幣としての貝殻
第五章 タカラガイの模様
第六章 虹色に輝く美しさ
第七章 貝殻と芸術
第八章 医学的観点から見た軟体動物
第九章 変わりゆく世界における軟体動物
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