【全文無料】見た目問題の難しさ
『この顔と生きるということ』を読んだ。
以前にマガジンでも書いたが、『顔ニモマケズ』を読んだその流れである。
この『この顔と生きるということ』の著者は朝日新聞の記者で、長男に「顔面右側の表情筋の不形成」の症状がある。そのため長男の表情は左右非対称となり、顔が歪んだ状態となっている。つまり見た目問題の当事者に近い立場だ。
記者が書いているだけあって、より突っ込んだ質問を当事者にしているし、登場する当事者も『顔ニモマケズ』と比べて多様性がある。両方の本に登場した人も多いが、