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番組グッズを作りたいときに読んでほしいnote vol.3 〜グッズをどう提供するか〜

前回の記事で「グッズにしたいデザイン」が確定したとして、今回はその次のステップの「グッズをどう提供するか」について書いていきたい。

前回のnoteはこちら↓


番組グッズの提供方法は?

podcast番組で言えば、番組を聴いてくださっているリスナーさんへ、どのような形でグッズを提供するのかを次に考える必要がある。
ここでいう提供方法とは、大きく分けて二つ。
「無料プレゼントする」のか「購入していただく」のかである。

●無料プレゼントする場合

無料プレゼントの場合は、このフローで考えなければならないことはほとんどないと言って良いだろう。強いて上げるのであれば、後の工程でも検討する「リスナーさんからの応募方法をどうするか」をここで考えておいてもよいかもしれない。それについては別途記事にする予定である。

●購入していただく場合

番組を聴いてくださっているリスナーさんにグッズを購入してもらうことを想定した場合、次に出てくる悩みは「在庫問題」だろう。
購入してもらうためには基本的に、まずグッズを作らなければならない。つまり、売れるか売れないかわからない状態での制作になるため、在庫問題がついて回るのである。

ただ、最近では様々なサービスがあり、選ぶサービスによっては在庫問題を気にしなくて良いものも存在する。なので、次のポイントはグッズの在庫を「許容できるか/できないか」になるのである。

*許容できない場合 1

在庫を許容できない、つまり絶対に在庫なんか持ちたくない、リスクを限りなくゼロにしたい場合、選択肢は大幅に減ることとなる。
リスクをほぼゼロにして番組グッズを作りたいのであれば、最適なサービスはやはり「SUZURI」だろう。
前回の記事で確定したデザインさえあれば、誰でも簡単にオリジナルグッズの販売ができるサービスである。
SUZURIのすごいところは「簡単にグッズが作れる」こともそうなのだが、販売側としての最大の魅力は、グッズが売れた後にあると考えている。それはグッズが売れた後の「グッズの制作」「お金の回収」「グッズの送付」「個人情報の取り扱い」など基本的に全ての後工程をSUZURI側がやってくれるのである。購入する側としても、住所を販売側に知られることもなければ、ゲストモードで購入すれば、誰が購入したかも伝わらないので、こっそり購入したい時にはもってこいなのである。

ただ、一方でデメリットもある。それは、販売価格だ。
SUZURIは一部の商品をのぞいて、1点ずつ制作を行うため、1点あたりの単価がそれなりの金額になってしまう。通常の制作費にプラスして、販売側の利益を乗せることも可能だが、正直なところ気軽に購入できる金額にはなかなかならない。これはもちろん、在庫リスクをなくすためにはしょうがないことなのだが、購入してもらう数を増やしたいという思いがあるのであれば、どうしてもネックになる部分ではある。

*許容できない場合 2

 SUZURIでの販売は単価が高くなってしまうので、もう少し購入者の金額負担を減らしたいと考えるのであれば、クラウドファンディング、通称クラファンという選択肢もある。
簡単に言えば「事前予約制グッズ制作」である。
利用するクラファンサービスにもよるが、基本的には何かを作るときの資金援助をしてもらうために達成金額を決め、達成した場合は出資してくれた方々へ返礼品を送り、達成しなければそのプロジェクト自体がなくなる(出資金は出資者に返される)ものなので、グッズ制作プロジェクトを立ち上げ、その返礼品にそのグッズを掲げておけば在庫リスクを減らした状態でグッズの制作が可能となる。
ただ、クラファンサービスには達成金額に応じた手数料がかかる仕組みであるため、手数料を含めた試算をする必要があるので注意が必要である。

*許容できる場合

在庫をある程度許容できる場合おすすめなのが、個人ECサービスの利用である。最近では個人で手作りしたアクセサリーなどを販売するためのサービスであったり、自分で書いた絵やコンテンツを販売するためのサービスなど、様々な用途で使える個人ECサービスが存在している。
この個人ECサービスで自分のショップを開きさえすれば、基本的にはどのようなグッズでも販売することが可能となる。
サービスにもよるが、ショップ立ち上げは無料で、モノが売れた場合に手数料がかかる形態のサービスが多いイメージなので、様々なサービスを比較して使うことをお勧めする。
例) BOOTH/ STORES/BASE など

●ちなみに…

ホネストが利用したことがあるサービスは、SUZURIとBOOTHである。利用を決めたポイントは、SUZURIについてはリスクがほとんどないという点、BOOTHは、私が利用した当時、販売するグッズの値段を考えると、一番手数料が安いサービスだったのが決め手だった。(他にも選定のポイントはあったが…)

次回は「グッズを制作する際の第一優先は何か?」です。

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