#2 当日本番前までの奇跡の話①
前回の続きです。前回の話はこちら↓
開催が危ぶまれるほどの豪雨
というわけで、超個人的な奇跡体験(←めでたい私です笑)により、
ライブに参戦が叶って、呑気に喜んでいたのですが。
そうは問屋が卸さない!のか?(笑)
前日6/2から東海地方を中心に「線状降水帯」の豪雨が襲いました。
東京では、前日の午後から当日の午前中にかけてが、ピーク。
しかし、天気予報では、当日の伊勢市の天気は晴れ予報。
なので、お客様気分の私はどこか呑気に構えていました。
当日の現地は、雨止むから大丈夫♪と。
でも、一方で。
演劇の経験的には、これは相当大変なのかも?という思いも
よぎっていました。
演劇の公演だと、基本的には前日から小屋入り(劇場入り)して、
①仕込み(舞台設営)
②場当たり(舞台でのテクニカルリハーサル)
③ゲネプロ(舞台での本番通りの通し稽古)
④本番
劇場の現場では、こんなスケジュールなわけです。
劇場に入ってみないとわからないことや合わせられないことが
たくさんあります。
だから、劇場では、確認すること満載、時間との戦い。
で、その肝心の前日がこの豪雨なわけです。
「…大丈夫なのかしら?」
ふとよぎった予感は、的中でした。
あっちこっち危機的
バス出発できるのか?
前日夜から、冠水被害も多発、新幹線運休、東名高速は途中で通行止め。
当日の朝は、都内もまだ土砂降りに強風で、山手線が遅延している状況。
バスも出発するのか?と思いましたが、
物々しい雰囲気の中「予定通り向かいます!」とのことで出発しました。
しかし、その段階では、依然として東名高速は通行止めのまま。
バスは中央道へ迂回して伊勢へ向かうことに。
とはいえ。
ただでさえ、距離的に遠回りのルートな上、普段から渋滞しやすい中央道。
さらに、我々が迂回するなら、他の人も迂回するわけですよ(笑)
当然、大渋滞。しかも、事故渋滞まで発生(爆)
結果、新宿から八王子まで、都内を抜けるのに2時間超え(笑)
元ツアコンの私としては、懐かしいくらいの珍しくない状況でしたが(笑)
それでも、この状況下での大渋滞は、シビれるものがありました(笑)
そんな中、Twitterでは、想像を絶する現場での様子が。
壮絶な現場
バスの車内は終始和やかでしたが、
途中の自己紹介で衝撃の事実が。
前日から当日の朝、新幹線が運休してしまったため、
前日のうちに現場に入っているべき、公演スタッフの人も数名、
急遽、同じツアーバスに乗っていたのです!(驚)
この時点で「わ!相当大変なことになってる!」と、
呑気な私にも、ようやく事態が理解できました。
このツイートでは、具体的なことは書かれていませんでしたが、
想像を絶する困難が起きてることは、
想像に難くありませんでした。
道中、車内の願いは「まずは無事に開演時間に間に合ってほしい!」
その一点だったと思います。
そんな中、私はふと、超個人的なことを思い出しました。
これが、次の奇跡につながろうとは(笑)
もちろん、この時は思いもよりませんでした。
次回に続きます。
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