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ハゲたらやりたいこと10選

 朝起きて鏡を見たら前頭部の髪の毛がごっそりなくなっていて絶望する、という夢をよく見る。たぶん、深層心理でハゲることを怖がっているのだと思う。

 というわけで、将来的にハゲた時にしたいことを書き出してその恐怖心をやわらげよう!

1.ハンチング帽をかぶる

少し前のバラエティ番組で、ハンチング帽をかぶっている人に帽子を取ってもらうという企画を放送していて、彼らは100%の割合でハゲていた。
しかし、ハゲているのを隠すためにハンチング帽をかぶるのではなく、ハゲていないとハンチング帽をかぶる資格がないのだと私は思っている。

2.カツラを作る

やりつくされてはいるけれども、やっぱりカツラがずれるというハプニングは面白い。似た系統のハプニングで言うと、入れ歯が外れるというハプニングに比べても数段面白い。
入れ歯が外れた人は恥ずかしがってはいないけど、カツラがずれた人は恥ずかしがっているからだろう。

3.スキンヘッドにする

それを潔いとするか頑張りが足りないとするかは人によって評価が分かれるところ。

4.ひげを伸ばす

顔から体毛がなくなってしまうと貧相になってしまうので、禿げたら髭を伸ばすと顔全体のバランスが取れると思う。芸能人でも、ハゲでいじられたくない人は髭を伸ばす傾向にある。
バイきんぐ小峠やひょうろくなどはハゲをいじられたいので髭を剃っている。

5.後ろ髪を前髪に持ってくる髪型をする

面白過ぎる。


6.タトゥーを入れる

ひとたびスキンヘッドにタトゥーを入れてしまえば、その後の人生でハゲをいじられることは一切なくなるだろう。その代わり、周囲の人がひそひそ声で話している内容が気になる事が増えるかもしれない。

7.髪の毛のデザインのタトゥーを入れる

馬鹿にされること間違いなし!

8.髪の毛のデザインのタトゥーを入れたことを後悔する

髪の毛のデザインのタトゥーを頭部に入れたら必然的にこの項目も達成できるので一石二鳥。

9.パンチを頭蓋骨でガードして敵の拳を粉砕する

格闘技漫画でよくある展開。「頭蓋骨は人体の部位で一番硬い!」という解説をしてくれるモブを雇おう。
骨を粉砕するくらい強いパンチを撃つことが出来る人と敵対しなければならないというところがネック。

10.フサフサになったらしたいこと10選を書き出す

書き出したところで、そんな日は生涯やってこないが。


 こんな感じでハゲた場合にしたいことを考えるようにしてから、ハゲる夢をとんと見なくなった。
 怖いシチュエーションを仮定して、その状況においてのポジティブな想像をすることは、恐怖心を克服するのに効果があるのかもしれない。

 次は、『目が覚めたら真っ白い直方体の部屋に閉じ込められており、1時間くらい経過した後に部屋が少しずつ狭くなっていることに気づいて、十数時間後には壁に押しつぶされて死ぬことになるだろうと悟ったときにしたいこと10選』を考えようかな。

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