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昆虫食ベンチャー企業倒産

FAO(国連食糧農業機関)は、昆虫食を推奨しています。
その理由としては、次のようなものがあります。
・同じ重量の食肉を生産するのに比べて、飼料や水、土地が少なくてすむSDGs
・温室効果ガスの排出量が少ないSDGs
・栄養価が高い
・成長が早い(コオロギは1ヶ月で出荷可能)
・「食糧不足を救う」として注目を集めている
・普及すれば安くなる
・高価な肉類などの代用食にも(肉類は富裕層の食べ物に)

SDGsというきれい事?
発展途上国では一般に昆虫食が浸透していますが、日本や欧米諸国ではイマイチですね、安全で安価な昆虫食製品化を目指すなら先進国に普及させる必要がありそうです。
それでFAOが昆虫食を推進しているんじゃないかなと思う。
SDGsに反対する人も多いのでネガティブな反応も理解できます。
富裕層のために肉を確保して、貧乏人は虫を食えという考え方に反発している人もいることでしょう。

ディスカバリーチャンネル サバイバル
刺激的な映像を含みます

日本企業に関する報道を見てみる
「無印良品」のコオロギせんべいの成功例が先にあった。
もっと古くは、イナゴや蜂の子を食べる地域(九州)もある。

長野県茅野市に工場を持つ昆虫食ベンチャー企業「クリケットファーム」(坪井大輔社長)は設立からわずか3年目となる2024年1月に倒産しました。
NHKや民放でも取り上げられていた。
学校給食に昆虫食をと動いていた政治家もいた。

2023年2月、徳島県立小松島西高校でコオロギパウダーを使った給食を昆虫食ベンチャー企業の「グリラス」(渡邉崇人代表取締役)が試食で提供し、「子どもに食べさせるな」といったクレームが相次いだ。
報道では「学生側の要望に企業が応えた」と言っていたが、実際は食べたくないという学生が多くいたようでSNSが炎上したのだとか。
一部の学生の好奇心を学生全体の総意のように報じるのはいかがなものかと思いますね。
好奇心で食べたい人が自腹購入して食べれば良い、テレビのバラエティ番組じゃないんだから、食べたくない人を巻き込む必要もない。

昆虫食の害
・甲殻類アレルギーの人には、昆虫食でも同様の症状を引き起こす可能性がある(昆虫食にはアレルギー表示が義務化されていません)
・昆虫は雑食である
・衛生的な環境で飼育された昆虫でも、病原菌を宿主とする可能性がある
・飼育・加工・保存過程によりカビや細菌(食中毒を引き起こすサルモネラ菌)等の汚染に見舞われる恐れがある
・適切な調理が行われていない昆虫を食べると死亡する可能性がある
・野生昆虫を加熱調理せずそのまま口にしたり、しっかり加熱したとしても種類の分からない昆虫を捕まえて食べることは絶対にお勧めしない
・固く消化されない昆虫の部位は胃腸障害の原因となる

デメリット
・値段が高いこと
・見た目が悪いこと
・一般的な食材とは異なる見た目や食感があり、それが抵抗感を引き起こす要因となっている
・昆虫の独特な風味や味わいと安全性への懸念も加わり、現代の食文化に合わないと感じている人が多い
・もし食べやすい昆虫食で肉類が代用される時代になると、家畜農家が廃業する(肉食文化の終焉)

アメリカの昆虫お菓子
アメリカから輸入されたベッコウ飴にいろんな種類の虫が入って売られていたのを覚えている。1990年代だったかと思う。

2020年に無印良品のコオロギせんべいが発売されて話題になりましたね。

母親が家庭菜園をしていてジャガイモも収穫しました。
納屋でシートの上に並べて干して?いた。
ある日、そのジャガイモを使ったクリームシチューを作ってくれて食べたらいつもと違う食感で注意深くシチューを見たら大量に白い幼虫が浮かんでいた。白いクリームシチューに白い幼虫で、シチューのルーが溶け切ってないのかと思った。
幼虫と確認して吐いた。以来、シチューはトラウマ
虫がついている野菜は安全と聞くが、私は二度と家庭菜園や無農薬の野菜や果物を食べなくなった。

絶対安全、無害ですと言えるほどの食品ではない
アレルギー表示も義務化されていない点にも要注意
昆虫・軟体動物を食べて死亡した事故

死亡例1
アメリカの「G食い競争」優勝後に死亡した男性のケースは、喉に詰まったGによる窒息が原因とされた。

死亡例2
ベトナムでは蝉の幼虫を食べていた3人が嘔吐や痙攣を起こし1人が死亡しました。幼虫に寄生していた毒キノコの毒が原因とみられています。猫も蝉を食べることが有るので注意したいですね。

死亡例3
オーストラリアでは、ふざけて生のナメクジ(軟体動物)をそのまま飲み込んだ当時19歳のバラードさんは、その後両足に激しい痛みと共に全身に力が入らなくなり、1年以上も昏睡状態に陥り、全身が麻痺して死亡しました。広東住血線虫が寄生していたため。

死亡例4
ベトナムでは、カタツムリを食べた当時47歳の女性が髄膜炎を発症し死亡しました。

死亡例5
昆虫食の先進国であるタイでは、生きたムカデを食べた男性が10分足らずで死亡しました。ムカデの毒で心臓発作を起こしたとされています。

報告例がある5件の掲載しました。
報告されていない死亡事故もあるでしょう。

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