大般若長光

公家が求めた太刀・大太刀と、武家が求めた刀の違いが分かる。

大般若長光(だいはんにゃながみつ)は、鎌倉時代に作られた日本刀(太刀)で、1951年に国宝に指定されています。
刃長は約74センチで、東京国立博物館が所蔵しています。

大般若長光

大般若長光は、備前国(岡山県)の刀工・長光が作った太刀で、室町時代以来の大名物として知られています。
名前の由来は、室町時代の値打ち銭六百貫と大般若経六百巻をかけたもので、備前長船派の刀工・長光の代表作として名高い太刀です。

大般若長光は、足利将軍家や織田信長、徳川家康へと引き継がれてきました。
足利義輝より三好長慶を経て、織田信長が所持し、姉川合戦に功績のあった徳川家康に贈られました。
その後、長篠の戦功により奥平信昌に与えられました。

大般若長光は、国宝指定名称が「太刀 銘長光(大般若長光)」です。


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