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新年の勝手に抱負「もっと甑島に向き合う1年にしたい」@離島・へき地で未来の医療体験記

明けましておめでとうございます!我が家のチビ達も少しずつ成長し、最近は仁義なき母親争奪戦が勃発しておりますが、皆さん今年も室原家一同よろしくお願い致します。

気づいたらボンドだらけだったらしいです(笑)

最近は長女に「風呂の電源つけっぱなし!」と叱られ、次女に「一緒に寝る?」と聞くだけでギャン泣きされ、三女を抱っこしても泣き続けられる室原です。それでも三姉妹めちゃ可愛いので万事OKです(笑)


下甑島にきて、もうすぐ2年が経とうとしています。正直に言うと、去年は室原にとって悶々とすることが多い1年だった気がします。特に年末は結構悶々としてました(笑) それはもちろん仕事の面で。

スキル不足から思ったような診療が出来なかったり、診療所が地域にとってどういう存在であるべきなのか、何を必要とされているのか、現状はどのような存在でいられているのか。より良いチーム作りはどうすればよいのか。より良い研修医教育とは。もっといえば、どうすれば島の方々(ご高齢の方々)がもっと楽しく生活できるのか。望むような最期を迎えられるのか。色々なところに自分の考える軸があって、いろいろなところに色んな人の正義があって、結局答えがうまく出ないまま1年が過ぎてしまいました。

そんな中で年末にふと自分の原点を思い出しました。室原が医療を提供する上で最も大切にしていることです。それは、
『その人が、その人の望む生き方/最期の迎え方をサポートすること』
です。これは研修医の頃から思っていたし、もっと前から医者である父親の背中をなんとなく見ながら学んだことのような気もします。悩んだときはここに戻って考えていくと、少なくとも室原の診療や考え方に一貫性を持たせられるかなと。また、そう考えると島に足りないのは医療だけではありませんでした。当たり前ですが、医療だけでなく福祉だったりイベントごとがないと島の方々の楽しい生活は支えられないのかなと。以前も書かせて頂きましたが来年は手打診療所を飛び出すので、医療以外の視点からも自分の信念を貫けるようにできる事をやっていこうと思います。また適宜報告させてください!


昨年は相も変わらず失敗の連続でした。空き家改築費の充てにしようとやった空き家での「ここで飲もう。」企画では赤字をたたき出し、周囲にご迷惑をかけ、軽トラはエンストを繰り返す。他にもこまごまと。。ですが、新しい繋がりができたり、ありがたいことに悪いことをしたらきちんと注意してくれる方々がいたり、困った時に助けて頂いたりと感謝しかありません。自分で言うのも恥ずかしいですが、室原はまだまだ未熟者の世間知らずです。これからも間違ったことをしていたら遠慮なく注意して頂けると嬉しいです。秒で改善します!改めまして今年も皆さま、どうぞよろしくお願い致します。

ちなみに表紙は、下甑・瀬々野浦でかつて作られていた「ビーダナシ」という織物を再現しようと、家族で原料の芙蓉の木を取りに行った写真。長女にのこぎりの使い方を説明して放置してたらかっこいい感じに使えるようになっていて驚きでした(笑) ちなみに使い始めはこんな感じでした↓↓↓


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