過去のスーパー美化現象

3年前の下書きが出てきたので、少し補正して出してみる。
もうすでに、こんなNOTE書いてたことが懐かしい。
ちょっと落ち込んでた時期に書いたんだろうな、と思う文章です。


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昨日は
大学関係者とのオンライン名刺交換会があった。

これまでも半期に一度、もしくは年に一度の頻度で開催されていたが、参加するのはいつも上司で、私が参加するのはこれが初めて。

最初は先輩の様子を隣で見ながら、挨拶の仕方やオンラインで名刺を渡す最適な流れ、聞く項目などをメモしていた。
先輩からは「自分一人で行けそうだなと思ったら動いていいよ」と言われており、最初は馴染みのある母校・明治大学のキャリアセンターに顔を出そうなどと考えていたけれど、まさかのワイヤレスマイクの不調。

あーだこーだ接続や設定を直していたらもう後半になってしまって、、、。
母校で肩慣らしをしている時間はなく、目当ての大学にガンガン声をかけていかないと間に合わない。
やるっきゃない、と狙っていた2〜3大学を回ったところで終了のメッセージがチャットに流れてきた。

それでも、私はどうしても明治大学のブースに行きたくて、終了時間を過ぎても挨拶のタイミングを探してブースのそばにいた。


そこまで引き下がる理由は今日来ている担当の方。
初めは練習程度に考えていた母校だが、終了間際に改めて名簿をみて見つけた名前は、学生時代に学部で行ったゼミ対抗プレゼンテーション大会の際に協力していただいた方だった!
一緒にゼミプレやったメンバーがこれを見て思い出してくれると嬉しいな。

ようやくその方とお話できるタイミングが見つかり、声をかけた。
会自体が終了してから10分程度経っていただが快く受け入れてくれたので、学生時代お世話になったこと、名簿を見て嬉しくなって挨拶に来てしまったこと、キャリアセンターの最近の様子も少し聞きたいなどを一気に伝えた。
その方が覚えていてくれたかは怪しいけど、お話のなかで「こうやって卒業生が来てくれて嬉しい」と言ってもらえた!!


でも今日 noteに書きたいのはそこじゃない。
そのお話の方で「アカコモ」と言う懐かしい大学の建物名が出た。
それがもうとっっっても嬉しかった。


一気に「アカコモ」で過ごした時間が、大学時代の楽しかった時間が、私の中に蘇ってきた。
今日はその話をしたくて、、、
(ここまでの前置きが長くてごめんなさい。)

私の大学時代


決して褒められたような学生生活ではなかった。
初めてのアルバイトやサークルに浮かれ続けた1年生、三日連続で家に帰らず一晩中飲み歩いた2年生、ゼミだと嘘をつきバイトを休んでハッピーアワーの時間から居酒屋でお酒を飲んだ3年生、今年で卒業だと言うのに後輩に混じって1限に通わなければいけなかった4年生。

用事もないのにいつまでも大学の食堂やキャンパスのベンチに居座り、くだらないおしゃべりしていた空きコマ。
少しでも節約するために、給水機で毎日水を汲んで貧乏な自分達をゲラゲラと笑った廊下。
静かにすべき場所の象徴である図書館の屋上でギターを弾いて怒られた土曜日。
自分の発表まで携帯を見続けて、ほぼ話を聞いていなかったゼミの時間。
オールで気持ち悪い中授業に行ってほぼ寝て過ごした授業。
電車賃節約のため30分間歩いてバイトまでの道。
先輩に飲まされ、後輩に飲ませる秋合宿。



とにかく大学時代は楽しかった。
何をしても許される気がしたし、周りの目なんて全く気にならなかった。
(実際周りの人にたくさん迷惑もかけた)
その一方で眠れないくらい不安に襲われて、夜中に長文のストーリをあげたり、うまくいかなくて泣いて周りに当たり散らすこともあった。
バイトに行くのが憂鬱な日もたくさんあったし、人生で初めての大失恋をして自暴自棄にもなったし、彼氏と喧嘩して眠れないような日も数知れず。


でも、間違いなくこれまでの人生の中で
最も自由な時代だった。
ある意味、青春と言っても良いかもしれない。

たしか大学の初めには「高校生活が一番楽しかった」としょっちゅう思い馳せていた気がするから、人って次のステップに進むと必然的に過去が驚くほど楽しく思えるものなんだろうな。

もちろん戻りたいと思って時間を巻き戻せることはないし、今では私も社会人の生活にも慣れてきて、情緒も睡眠時間もだいぶ落ち着いている。
それでも「アカコモ」のキーワードは、私を過去の思い出に浸らせるには十分な言葉だった。(一気にここまで書き切っちゃうくらい。笑)

はぁ・・・過去っていつ見ても素敵だよね。
さっき書いたこと以外にも嫌なことって絶対あったのに、時間が経つと頑張って思い出さないと思い出せないくらい記憶から消されて、その分楽しい思い出が輝いて美化されていく。
(思いっきり辛いことは別だけど)


それなら
今の憂鬱な毎日も、昨日周りに言われたちょっと嫌な一言も、最近気になってきた二の腕も、全然読み進められない積読も、ミスした仕事も数年後には忘れてるはず。

だから、今辛い時期なら少しくらい大げさに悩んでたって、悲劇のヒロインになったっていい。
現実逃避して楽しい過去に思いを向けて過ごしたっていい。
ただ、日を1日ずつ進めるだけの日があってもいい。
昨日と何も変わらない日を過ごしたっていい。
いつか、この期間も含め思い出になるからさ。
大丈夫だから、誰も責めないから、ゆっくり進もうね、わたし。

そうやっていつの間にか時が過ぎたら、あんなに楽しかった大学時代より、もっと楽しい日々になってるはずだよね。


そして、たとえ人生を今の記憶を持ってもう一度やり直すとしても、受験勉強しっかり頑張って、同じ大学に行って、全く同じ思い出を積み重ねたい!(ダイエットだけは少し早めたいけれど(笑))
たくさんの嫌な記憶を忘れて、今でもそう思えるくらい素敵な思い出を作らせてくれた、大学時代のみんなに会いたい日々ですが、今日はここまで☺︎

5月病のほなみでした。

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