本で元気に！　文春文庫人気シリーズ17作品を１話無料公開します。（公開終了）

こんにちは、文藝春秋「本の話」noteです。

みなさんに文藝春秋の本のことをもっと知ってもらいたくて、今回、note公式アカウントを立ち上げました。

新刊のお知らせなどは、文藝春秋BOOKS（https://books.bunshun.jp/）で随時更新していますが、「本の話」noteでは、もっと長くて、じっくり読んで欲しい「読み物」をあげていきたいと思います。

今回、17人の作家の方の協力を得まして、noteで「文春文庫人気シリーズ作品の1話無料公開」を行うことにしました。

短編小説を一話まるっと読むことができます。

【公開開始】　5月15日（金）より1日1作品　正午公開
【無料期間】　公開日より1カ月間限定

公開日スケジュールはこちら

全17回、明日の5月15日（金）から毎日1話づつ掲載していきます。第1回は伊坂幸太郎『死神の精度』。その後のスケジュールは下記をご参考ください。新たな作品との出会いが、皆さんの喜びにつながりますように。

◆伊坂幸太郎　『死神の精度』より　「死神の精度」5月15日〜6月14日公開終了
◆三浦しをん　『まほろ駅前多田便利軒』より　「多田便利軒、繁盛中」5月16日〜6月15日公開終了
◆誉田哲也　『増山超能力師事務所』より　「初仕事はゴムの味」5月17日〜6月16日公開終了
◆平岩弓枝　『御宿かわせみ』より　「初春の客」5月18日〜6月17日公開終了
◆奥田英朗　『イン・ザ・プール』より　「イン・ザ・プール」5月19日〜6月18日公開終了
◆横山秀夫　『陰の季節』より　「陰の季節」5月20日〜6月19日公開終了
◆畠中恵　『まんまこと』より　「まんまこと」5月21日〜6月20日公開終了
◆石田衣良　『池袋ウエストゲートパーク』より　「池袋ウエストゲートパーク」5月22日〜6月21日公開終了
◆あさのあつこ　『燦 風の刃』より　「野分／日方」5月23日〜6月22日公開終了
◆千早茜　『西洋菓子店プティ・フール』より　「グロゼイユ」5月24日〜6月23日公開終了
◆池波正太郎　『鬼平犯科帳』より　「本所・桜屋敷」5月25日〜6月24日公開終了
◆湊かなえ　『望郷』より　「海の星」5 月26日〜6月25日公開終了
◆柚月裕子　『あしたの君へ』より　「背負う者（17 歳 友里）」5月27日〜6月26日公開終了
◆夢枕獏　『陰陽師』より　「玄象といふ琵琶鬼のために盗らるること」5月28日〜6月27日公開終了
◆若竹七海　『依頼人は死んだ』より　「濃紺の悪魔」5月29日〜6月28日公開終了
◆山本兼一　『千両花嫁 とびきり屋見立て帖』より　「千両花嫁」5月30 日〜6月29日公開終了
◆藤沢周平　『よろずや平四郎活人剣』より　「辻斬り」5月31日〜6月30日公開終了

※作品は原則として文春文庫の電子書籍化されているシリーズから選んでいます
※公開日は都合により変更になることがあります

文春文庫局長の花田朋子からのメッセージです。

外出自粛で、書店に行って本を買うという今まで当たり前だったことが難しくなってしまいました。
物語の世界に触れたいと思っている人たちに、 ぜひ 文春文庫の人気シリーズを楽しんでいただきたいと思い、作家の方々にシリーズの１話無料公開をお願いしたところ、皆さんからご快諾をいただくことができました。
いずれも１話読み切りで楽しむことができます。
こんな時だからこそ、私たちも作家と共に小説の力を皆さんに届けられればと願います。　　　　　　　　　　　　　　　　　文春文庫局長　花田朋子

夢枕獏さん（「陰陽師シリーズ」作者）より

今回公開される「陰陽師」の１話目を書いたのは、もう34年も前のことです。
懐かしいなあ。いや、「陰陽師」は今でも書いてるんですけどね。
安倍晴明と源博雅のやりとり、晴明が鬼にかけた「呪」 、生きとし生けるものの優しさや悲しさ。
今思うと、「陰陽師」のエッセンスがこの第１話 「玄象といふ琵琶鬼のために盗らるること」に詰まっています。
外出自粛も続いて暗いムードになりがちですが、小説が、皆さんの楽しみになれば嬉しいです。

これから5月末まで毎日、全17作品を「１日１話」あげていきます。
どうかよろしくお願いします。