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しみついた習慣は強い〜結局オフライン生活が落ち着く

新たな生活様式のひとつとして『オンライン』や『リモート』と呼ばれる他人と直接会わない方法が主流となりつつある。

周囲の友人たちも緊急事態宣言が発令されてからはリモートワークに切り替わっていたし、日刊かきあつめをはじめとした、個人的な集まりもZOOMやSkypeといったオンラインミーティングに変わっていった。

わたし自身も、こうしたリモートツールを使いだしてからはその便利さに感動していた。自宅にいながら遠くの人と話せるのは、時間の短縮になるし、何より楽でいい。

今年の4月頃には週の半分を仲の良い友達とのオンライン飲み会で費やしていたし、もう半分はオタク友達とご飯を一緒に食べながらアニメを一気観するオンライン鑑賞会をして過ごしていた。
仕事も半分ほどは家でこなせるものだったので、完全にオンライン生活にどっぷりであった。

しかし5月から職場と職種を変えたところ、オンライン生活がままならなくなってしまった。と言うのも、お客さんと一緒に建築や工事現場に行って商談をすることが殆どなため、リモート環境が整っていなかったのだ。

昼間の現場回りが終われば書類作成が待っている。さすがに書類くらいは家で作れるだろうかと思ったが、甘かった。古い会社なので紙ベースの決済や申請が多い。
これでは家に持ち帰って作成するほうが手間ではないか…。

しかもよくよく上司に確認すると、パソコンの持ち出しどころか、書類の持ち出しすらNGときた。
もはや今の会社でリモートワークは難しいことを悟った。

一方プライベートではというと、これもまた殆どオフラインである。仕事が終わって友達と会おうと言うときも、わざわざ家に帰ってパソコンを立ち上げてオンラインで話すということはない。

帰り道の駅で待ち合わせをして、ご飯を食べる。毎日のようにオンライン飲み会をしていた友達とも同じである。

あれ程便利だと感じたオンラインツールも、使う環境がなければ必要性を感じなくなってしまうということだろうか。

自分の変わり身の速さももちろんだが、少々不思議な気分だ。

この先、変わり続けていく生活様式に人間はどう対応して、変化していくのか興味深い。

編集:otaki 
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