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本屋の棚に本を並べる話

 プレオープンはすでに終了しており、なんなら明日が本オープン! ですが、結局バタバタしていて更新もストップしたままでした……おおお!

 さてはて夫が階段を作ってくれていた同じ時、店内ではウエハーとヒラ☆リーのニスが乾いた瞬間から、怒涛の本入れが始まっておりました……!
 本来、オープンする前の本屋の本棚に本を詰め込んでいく作業って、わたしめっちゃ好きなやつーっ!! まだ何も置かれていない棚に自分好みの本を一冊一冊差し入れていくのは、ひとつも足跡のついていない雪の上に最初の足跡をつけるのと同じ楽しみがあります! そう、まだ何も置かれていない本棚に、ジャンルごとだったり作者ごとだったり、本棚ごとにテーマを決めて作っていくのは面白い……。

 しかぁーし! わたしはやってしまったのである! すでに堂島において、やってしまっていたのである!!!

 堂島の後片付けは、いろんな方に手伝ってもらいながら数日のうちに「エイヤッ!」とダンボールに本を詰め込んだのですが、新刊と古本こそ分けましたが、ズボラなわたしの話、ダンボールごとにどんな本が入っているのか、お手伝いくださった皆さんが「書いとこか」と言ってくれたにも関わらず、ジャンルごとに分けて詰めるよりもダンボールにキュウキュウにしっかり詰めることを優先させたが故に、「ええですええです、なんならジャンルごとに分けなくても、綺麗にダンボールに詰まっていたら、向こうでまた中身確認しながら仕分けていくので大丈夫です〜!」と言いました。ええ、言いました! わたし、言いましたぁあーっ!!!

 あかんねん。そんなんしたら、あかんねん! いろんなジャンルの本がごっちゃに入った実にたくさんのダンボールの中身を、こんなギリギリのスケジュールで動いている人間が、なぜ開封してジャンルごとに分けておける時間があるって思ったんだろう……。自分のやらかしたことながらに、その時の自分の考えていたことがぜんぜんわかんなーい 涙!!!
 なんなら大変でした。とりあえず、本棚が完全にできてからプレオープンまでが時間にして3日分くらいしかなかったのですが、そして通常3日もありゃあ余裕で本並べられるぜーという計算だったのですが、如何せん、あの本やこの本が、一体どのダンボールに入っているのやら、全くもって、WA・KA・RA・NA・I!!!
 えーっ!て何回も言ってしまったくらいにわからない。とりあえずのところ、「この棚にはデザイン書で、その棚には外国文学、あの棚には幻想文学……」と棚ごとに置く予定の本を、ダンボールを一箱ずつ開けては仕分けつつ並べつつやっていったのですが、数冊並べると、「あっ、この本の横にあの本置きたい! どこやろ??」状態がエンドレスに続いたのです。。。しかも、今回の店は堂島より広くなってはいますが、現況通路を相当広くとっているため、また雑貨もかなり置く形のため、店内冊数自体は割と減っている(2割減ぐらい)やないかーい!
 店頭に並べている本よりも、当たり前ですがストックの方が多いわけです。でも、あるわけです。「再オープンの暁には、まずはあの本、並べたい!」な本が……!

 おおお。それはもう大変でございました。あるはずの本を探し出す作業がものすごく大変だったー!
 結果として、一番楽しいはずの棚差しの作業にたどり着く前に相当なる時間がかかってしまい、棚差し自体は感覚としては一瞬で終わってもうた感じで、しかし全部合わせるともうもう本当にギリのギリで本棚づくりが終わったのでした。「これでよし!」となったのがプレオープン当日の朝8時ごろ(店は10時から開店)。

 ……なんだかなぁ!

 そして棚が出来上がった時に店内写真を撮ることもすっかり忘れていて、(というか、棚ができてからの開店準備の目くるめく忙しさ!)なので今noteにアップした画像はプレオープンから数日経った後の棚の画像なのですが、なんだかんだとバタバタしているうちに、移転プレオープンの幕が開けたのでした!

 しかし、プレオープンしたからといって、リノベはこれで終わったわけではないんだぜぇえーっ!!

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