『オックスフォード物語ーマリアの夏の日』感想
“The Warden’s Niece”
by Gillian Avery
『オックスフォード物語 ーマリアの夏の日』
ジリアン・エイブリー 著
神宮輝夫 訳
19世紀のイギリス。両親を早くに失い、老いた叔母に育てられたマリアは寄宿制女子校に入学させられるが、厳しい指導に耐え兼ね、オックスフォード大学で学寮(ウォーデン)を務める大伯父の元に逃げ込む。
研究のために始終思索に耽り、浮世離れしたところはあるものの、学者らしく、偏見のない考えである大伯父はマリアの知的好奇心を