コオロギと気温

コオロギが鳴いている。

コロコロコロ

コロコロコロコロ

夕闇の庭から涼しさと

優しさを与えてくれる。


コオロギは雄だけが

鳴くことができる。

雌を誘う甘い恋の音だ。

その甘く切ない音は

気温をも教えてくれる。


変温生物のコオロギは

その鳴く回数が

気温によって変わる。

それは公式によって

表すことができる。


(15秒間に鳴いた数+8)×5÷9=気温


つまり15秒の間に

46回鳴けば気温30度、

37回鳴けば気温25度、

28回鳴けば気温20度。

19回鳴けば気温15度だ。


これは日本科学協会による

実証データだという。

僕はそのことを知って

思わずコオロギの鳴き声を

数えてしまうことになった。


結果は何とも言えないが

皆さんはいかがだろう?

ちなみにコオロギは

気温15度以下になると

鳴かなくなるらしい。