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ミステリ*シミュゲー「探偵撲滅」

日本一ソフトウェア 5月の新作。
PS4/Switchで7000円くらい。

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あらすじ

主人公の北篠和都は、探偵事務所でバイトする男子高校生。
ある事件を追っていた折、かの有名な「探偵同盟」の重鎮、老師探偵により
探偵同盟へとスカウト/拉致され、絶海の孤島で目を覚ます。
そこで多くの探偵と出会い、「無能探偵」と命名され――
世間を騒がせている「八つ裂き公事件」を追うこととなる。

システム

物語を読み進めるアドベンチャーパートと、
規定ターン以内に盤面に仕掛けられた謎を解き明かすシミュレーションパートを交互に進めていく。
駒となる探偵たちは「推理力」や「検証力」といったパラメータが設定されており、それぞれ得意分野が異なる。
謎に応じて必要なパラメータが異なるため、誰をどこへ向かわせるかがクリアのための鍵となる。

難易度

仕様を理解すれば、かなり簡単。
盤面の数も多くないし、シミュレーションパートを進めるうちに証拠が揃うので、アドベンチャーパートでの推理も簡単。
手頃に達成感が味わえる設計となっている。

雰囲気

人は死にます。
ちゃんと黒幕もいます。
ノックスの十戒は守ってた。(7条の"探偵"を主人公に限定するなら)

感想

中盤ちょっと中だるみした(推理が簡単すぎたため)けど、
序盤の導入と終盤の演出/締めは良かった。
キャラも立ってたし、かなり良いゲームだった。
あんまり推理とか難しいことできない!って人にも遊べる難易度だったし。
一番評価したいのが、各探偵たちが過去に解決してきた事件の一部(けっこうな数ある)がシミュパートの報酬として閲覧できること。
世界観構築はうまくいっていたと思う。

ダンガンロンパと比較されることは承知の上だと思うんだけど、
アレと比較すると薄味だったように思うなあ。
誰でも犯行するかも、被害者になるかも、という焦燥感が足りなかった。
あとは後日談がもうちょい欲しかったが。続編作れるようにしてるのかな?