「BLUE REFLECTION TIE/帝」
SwitchとPS4/5、Steam で8000円くらい。
あらすじ
アニメやゲームが好きで、主人公のような「特別」に憧れる少女・星崎愛央(ほしざき あお)は、なくしたスマホを見つけた次の日に知らない学校に迷い込んでしまう。
周囲は海、天には青空。学校以外何もないそこで、記憶喪失の少女3人と出会う。
すぐに打ち解けた4人が学校で暮らしていると、突如学校の前に「ココロトープ」と名付ける異世界が現れる。
足を踏み入れた4人は、襲い来る脅威に対しーー「想い」の力で「変身」し立ち向かう。
変身バンクもあります。
システム
探索・戦闘パートと、コミュニケーション・工作パートに分かれる。
学校に集まった少女たちと会話やデート(デートである)を通じて心を通わせ、一方で「学校魔改造計画」と称する工作活動によってカフェや大樹など様々なオブジェクトを作成していく。
このオブジェクトは戦闘パートに能力強化という形で影響するほか、ストーリーを進める鍵にもなる。
新しいオブジェクトを作ると、そこを目的地としたデートイベントが増えるので愛央のデート道が止まらない。恋愛ゲーかな?
難易度
かんたん。
一部、工作に必要なアイテム(砂粒)の供給が乏しいが、施設の強化を行わなければ割と足りるし、強化なしでもクリアできる難易度となっている。また、ラスダンでは砂粒の供給がドバッと増えるので、そこで収穫して2週目へ行くのが正道のようだ。
100円のDLCを購入するとアイテムの供給方法が増え、難易度はさらに下がる。
もちろん買いました。
雰囲気
「終わらない夏休み」
「各々が過去と向き合う」
「全方位 人たらし主人公」
「女性しか出ないゲームで公式カップルが成立(ストーリー上で!)」
あと、キャラクターデザインの岸田メル氏の繊細なイラストワークを再現する良質な3Dモデルにも注目したい。
髪の生え際、生え方にも拘ったモデルは、一人ひとりの顔立ちがはっきりしており個性を際立たせている。
ガスト、進歩している。
そして何よりカメラワーク!
漫画のコマ割りのようなカット展開と、それを可能にする表情差分。
探索中のカメラの動きも(ライザ2と比べ)優しくなり、長時間のプレイに耐えうる仕様となっている。
ガスト、やはり進歩している。
感想
2021年にライザ3が出るかと思っていたのだが一向に発表がなく、時間が空いたので購入したブルリフ帝。
女子高生たちが異世界転移して戦う系なのだが、テーマが「夏休み」でありライザと丸被りしている。これがライザ3が出なかった理由かなと。
主人公の愛央は、気持ちが良いほどのTHE・中心人物という性格をしており、人にすり寄ってはお悩み解決をして寄り添う天性のタラシぶりを見せている。クラスの中心に入れなかったのはオタク趣味だからだろうか。
ブルーリフレクションは数年前に第1作が出ており、アニメ、ソシャゲ(未リリース)と展開する各作品から登場人物が選抜されたお祭り作品にあたる今作だが、登場人物がみんな記憶喪失なので、初めての人にこそおすすめできるのではと考えている。初めてでした。
女しか出ないものの、恋愛相談をするイベントでは彼氏を想定したガールズトークをしなさる。しかし一部のキャラは彼女ができる。すごいゲームだ。
総じて、持ち合わせているポテンシャルの非常に高い作品。
最近ゲームを1周でやめちゃうのに、これから2周目に入る気概を持っています。
百合の徒には大変オススメ。
女子高生が好きな人にもオススメ。邪な考えの人はSteamで買ってmodを入れなさい。
ライザが好きな人もオススメ。
岸田メルが好きな人は買おうね。