センター論こぼれ話。

突然ですが、『センター論』というのは私がネットの海の中に勝手に独断と偏見で放り投げているこれです。(このリンクは関連記事の一番最初のものなので、興味のある方は順番に読んでみてください。『簡潔』とは真逆の文章ですが)

さて、こんな話を書いたせいか、うちのブログのアクセス解析の検索ワード(ブログにどういう検索ワードで辿り着いたかというアレ)には当然ながら「センター」関連が多いです。
最近特に多いのが、「ジャニーズWEST」あるいは「重岡」がくっついているタイプ。(ちなみに次いで多いのが、平成山田、NEWS手越、エイト渋谷なのですが)
検索する人が多いというのは関心が多いということであり、その関心が否定か肯定かのどちらかに偏っているからだと思うのです。「やっぱりこの人がセンターだと思うよね!」という同調を求めたい肯定パターンと、「なんでこの人がセンターなの?」という答えを求めている否定パターン。(「答え」といっても、ジャニーズにおけるセンターというのは「誰から見ても明らかなパターン」と「別にそうでもないパターン」とがありますので、私のセンター論はそれを無理やり独断と偏見で一人に絞る話を書いたものでしかないのですが)

でも、この重岡くんに関する検索ワードは「否定型」の検索が多いように感じます。というか大概、他のグループもですが、「グループ名」「個人名」を挙げて「センター」という単語をつけてand検索される場合、おおよそそこには「なぜ」という単語もついてくるからです。
検索する時点で疑問系。これはもう、「なんであいつセンターやねん」感がすごい。しかも、ちょっと前には、「ジャニーズWESTのセンターはどうやって決めたのか?」というような検索ワードすらありました。これはちょっと、だいぶ否定感が強いな、とも思います。……そこまで言わなくても、とすら思いますが。

『重岡大毅 センター なぜ』問題

正直、個人的にはこの「センター論4」(2013年夏)という「ジャニーズWEST」として彼がデビューする前、既に

どこからどう考えても、というか現時点の東も含めた私が知りえる全Jr.の中で、自担とか差し置いて私の中では「センター」候補のナンバーワンです。彼は。
たぶん何かしらの形でデビューするともはや確信さえしています。しなかったらおかしい。

と書いていましたもので、重岡くんがなぜそんなにもセンターとして疑問視されているふうなのかがわかりません。デビュー前から彼は私の中で「東西含めて"センター"候補ナンバーワン」だったわけですから。しかも結果的に翌年デビューしてめでたくセンターに立っています。
まぁ、この疑問を抱いて私のブログに辿り着いた方がセンター論を読んで、その疑問を解消してくれていたらいいなとは思っているのですが、あまりに数が多いなと思うので一応重岡くんがなぜセンターであるかについてここで補足するとともに、魅力をお伝えしよう、ということにしました。(私の担当は中間淳太ですが)

私はセンター論の記事中で、「センターと(私が)位置付けた人達の共通点」を挙げました。

・グループ内で最年少である
・グループ内で一番背が低い(あるいは高い)
・グループ内で最も入所歴が短い(デビューまでが短い=エリートである)
・(明確な証拠として)何らかの状況において真ん中に立っている事が多い
・何かの能力(アイドルとしてカリスマ性を表しやすいもの)に優れる
・イメージカラーが「赤」か「ピンク」(系統)
・グループ内で最も華がある(と多くの人が感じられる)

でも、ひとつでも当てはまっていればいい、とも書きましたので、重岡くんはOKなのです。「担当色が赤」とか。そして私の個人的な「センター」の定義として、

基本的に「センター」とはグループを象徴する、背負って立つ人です。背負わないにしても、引っ張っていく人。それによって何かの責任を負っている人。

……だと「思います」という話をしました。そして、重岡くんはそうなりえる、と思ったからこそ、前述したようなことを書いたわけです。
しかしデビューした今そういうふうに検索している人が多いということは、そう思えていない、彼に納得できない方が多いから、そういう検索ワードの現状があるのかな、とも思います。
なので、私が彼を2013年夏の時点で「センター候補ナンバーワン」に挙げていた理由を、ここで更に明確に書いてみたいと思います。

重岡くんという、『センター』

とはいえ私、この「センター論4」(2013年夏)で既に理由は一応書いています。

彼に感じる最大のセンター候補としての魅力はあの「笑顔」です。ものすごく王道のアイドルスマイル。

この時点で「えー?」と思った方はもう、ちょっと納得するのを諦めてください←
実は『笑顔』というのは、すごく難しいです。特に『静止画で成立する満面の笑顔』というのは更に難しい。(単純な個人の顔の好みとかは置いておいて)ちなみにここで言っているのは『歯を見せてニカっと笑う』という意味の『満面の笑顔』です。
重岡くんは、この点において、そして当時私の目に入った東西Jr.の中で一番、『笑顔が輝いて』いました。こればかりは感覚ですが、実質私といういち個人にそう思わせたわけで、結果もついてきたわけですから、あながち間違ってはいなかった、と言えると思います。
ちなみに当時「草食系」という点も挙げていたのですが、デビュー後は割合はっちゃけているようなので、この部分はとりあえず置いておくことにします。

対比構造を考えたときに彼がセンターだった、というのも当時書きました。もしかするとこっちの方が話的にはリアルかもしれません。「デビューをある程度想定した上で、センターに立てそうな人を考えました」と書いたと思います。たぶん。

自担(中間淳太)がセンターにはなりえないであろう、という話を同じ記事中でしているのですが、同時に相方であった桐山照史もそれに当てはまる、という話をしました。彼らは当時の関西Jr.の中ではかなりトップに立つ存在でしたが、「そこからグループを作ったとき、センターという存在になるか」とはまた別だという話です。

(中間淳太は)「デビューしそう」という意味ではものすごく有力株だと思いますが、「センターに立つ」という意味ではとても微妙です。(中略)なぜかというと、主にその3で語った「MCはセンターになりえない」が適用されそうなのです。(中略)
もっと言うと彼らはエイトでいうヨコヒナになりそうという印象もあるのでセンターに立つかというとなかなか難しそうです。

そして、こんな話もしていました。

「B.A.D.がヨコヒナになりそう」というのはひとえに彼の存在があるからに他なりません。彼が「渋谷すばる」であるわけではないのですが、「彼ら(B.A.D.)が立てるべき存在」というふうに感じます。彼は「渋谷すばる」ではありませんが同時に「錦戸亮」でもない。

もちろんここで言う「彼」とは「重岡大毅」です。
当時、関ジャニ∞という先輩がデビューして節目の八年が過ぎ去り、関西Jr.もそろそろ待ちきれない時期にきていました。そこで考えるのはもちろん「新たな関西発のグループ」の想定。私は淳太くんが属するB.A.D.というデュオが「デュオとしてデビューすることは9割がたありえない」と彼にハマッた時から思っていたので(デュオデビューを信じていた当時の方々には申し訳ないですが)、「ならば、グループだろう」「そうなると、B.A.D.よりもセンターは若手になるだろう」そういった発想から、当時7WESTとして4人組ユニットを組んでいた重岡くんに目をつけたわけです。

センターは赤かピンクか。なぜ、小瀧望ではないのか

重岡くんと同じ「7WEST」であり、そしてセンターの共通点としても前述した「最年少」という点にも当てはまる「小瀧望」という人物がいます。なぜ、彼ではないと思ったのか。最後に、そこを詰めていきましょう。

ぶっちゃけて言うと「直感」なのですがそれでは詰められないので、もう少し理由をつけます。まず、私がセンター論記事の中で何度か登場させている「シンメの理論」。これはSexy Zoneのふまけんや、V6の剛健に適用しているのですが、

誰かとコンビ感が強くそれがバランスとして既に成り立っている場合、1人で真ん中には立てない。これは、おそらく「グループとしてのバランス」を考えた際にこういう結論になってくると思います。

これが私が勝手に提唱した「シンメ(はセンターにならない)の理論」です。
小瀧くんはJr.の頃、7WESTの頃から、藤井流星と共に「ツインタワー」と呼ばれてシンメに立っていました。これが、強いて言えば小瀧くんがセンターではない理由、です。
7WESTは4人組なので、重岡くんは神山くんとシンメを組んでいましたが、私はそこを無視したことになります。なぜか。それは、……言ってしまえば、当時の状況がそう感じさせる状況にあったのです。
ジャニーズWESTはデビュー発表のカウントダウンコンサートの時「ジャニーズWEST4」という名前で、しかも重岡・小瀧・中間・桐山の4人しかいませんでした。ここに至る何かがあったというだけで、私が重岡くんを特別センター扱いした意味を分かって頂ける人もいるでしょうし、しかもそんな小瀧くんとシンメであった流星くんに対しては、私は2013年夏の時点でこんなふうに感じていました。

彼と同世代に小瀧望という人物がいることによって、確実に彼と一緒っぽいです。シンメの理論ですね。(中略)小瀧望という人物を差し置いて彼がデビューするということも何だかなさそうな気がするので、そこは譲れません。ただ、逆はありえそうな気もします。

余談ですが私はこの年の年末、自分のこの不用意な予言を後悔することになり、年が明けて二ヶ月くらいしてからようやく胸を撫で下ろせたという地獄の二ヶ月弱を過ごしました←
まぁとにかく、私は感覚的に「流星くんは小瀧くんとでなければデビューできないだろうけれども、小瀧くんは流星くんがいなかったとしてもデビューするだろう」と感じていたのです。現実になりかけました。あぁ怖かった。
今まで書いてきたこれらのことは、当時の関西Jr.をざっと見て、少年倶楽部などでのパフォーマンスを見て、雑誌での扱いなどを見て、仕事の振られ状況を見て……総合的な感覚から、こういうふうに理論づけていました。結果的に半分くらい当たることになって、歓喜したり戦慄したり色々だったわけですが……

まぁこんなしがない在宅ジャニオタの感覚なんて信じられないという方も多いでしょうから、現在の状況からもひとつ、重岡くんがセンターであることを話してみようと思います。ものすごく単純な話です。

それこそが、「担当色」問題。

私が『センター論』の中でセンターと位置付けてきた人達のほぼ八割くらいが赤だのピンクだのという色が担当色なのですが、実際に重岡くんは「赤」に決まりました。これを決めたのは、誰か。(デビュー記念公演での)淳太くんの話によると、スタッフさんがそれぞれのイメージで決めてくれたそうです。
「重岡大毅の担当色を赤に決め、実際に(物理的に)真ん中に立たせている」というなんかそのあたりの大人達の意志がはたらいているということ自体、彼が「『センター』というものに足る何かを持っている、とそのあたりの大人達に思われている」ということの証明になるのではないかな。
「センター」とは(私の中では)「象徴する人」であり「広告塔」です。真ん中に立たせるということは、そういうことなのです。「あの子のいるグループが、○○(グループ名)なんだな」と思ってもらう。そこから興味を持ってもらう。それはジャニーズに関わらず、おおよそ「センターに立つ人」の役割ではないでしょうか。

重岡大毅という彼がなぜ、センターなのか。私の思う回答としては、「ジャニーズWESTというものの魅力を、彼に象徴させる」ためです。
前述したとおり、彼は「渋谷すばる」でも「錦戸亮」でもない。けれど、関西発の七人組ジャニーズグループのセンターです。人数とジャンルが既に先輩とカブっているので、グループを象徴するセンターのキャラがカブらないことは、グループのカラーの根本がカブらないことと同等と考えてもいいと思います。
彼の笑顔が放つ魅力が、それを象徴する。そしてそれがどんなふうに象徴されていくかという本当の答えは、今後ジャニーズWESTが成長していくにつれて表れ出てくるもの。それでいいと思います。

今後のジャニーズWESTに更なる期待を込めて。

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