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2019年のまとめ ~民謡クルセイダーズ~

今年一年間、個人的なことでまとめると「民謡クルセイダーズ」で楽しくなった一年間でした。


炭坑節のMVを編集させてもらったのと、ヨーロッパツアーの一部を映像撮りに行ったこと。この2つか今年個人的に大きい出来事でした。個人的に聴いていた曲も民謡クルセイダーズが多く、とても楽しい一年間になりました。

民クルとのつながりですが、うちの会社で働いている社員がメンバーの田中克己と昔一緒に福生の米軍ハウスで暮らしていて、そこから仲良くさせていただきました。福生に遊びに行ったもの3年位前でしたが、完全に福生の魅力に持ってかれました。
そして、メンバーの田中克己氏はデザイナーでもあるので、自分が去年会社を立ち上げた時に、会社のロゴを頼みました。

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【炭坑節 MV】

そして、今年の夏くらいに炭坑節のMVを編集させてもらいました。


撮影自身は2018年くらいにされていたけれども、なかなかMV編集としてしっくりこなかったそうです。そして、田中克己より「編集をお願いできないですか?」と連絡を受けて2つ返事でOKしました。
このMVを作る意味合いとして、彼らがヨーロッパツアーを控えていてそのプロモーション用でMVを一つ上げてほしいというのでだい~ぶ温めていたそうです。
日本でお馴染みの炭坑節。それらを持って彼らがヨーロッパ行脚をするということでMVの立ち位置を把握して、とある日の休日、おそらく8時間くらいでお酒飲みながら編集して仕上げました。
目指すべきポイントは日本の夏祭りをどれだけ映像で伝えられるか。そこに注力しました。盆踊りの景色、ヨーヨーや光る棒をもつ子供たち。そして何故か大人たちはお酒を飲んで酔っ払って踊る。自分も子どもの時は地元の祭りもこんな景色があって、それを海外の人にどれだけ伝えられるか、っていうところを"湿度"と共にお届けできたらな、と思いながら作りました。
途中で、子どもたちの楽しそうな声があったのでもうそれをそのままMVに乗せてしまえ!というところがあり個人的には好きなシーンになっています。また自分がかつてやっていた映像手法をもう一度このタイミングでぶちかましてみよう!と思いあれこれやりました。
いいビデオカメラで撮ってグッドルックになってもどこか物足りないところで、画質を落とした映像を上にほんのりオーバーダブさせて1フレームだけ遅らせる。そしたら映像に湿度が出てきてドンピシャハマったいい映像になりました。
自分の原点にも還れたとてもいい映像が作れたと思っています。

【ヨーロッパツアー】

民クルがヨーロッパツアーをするというので、そのドキュメンタリー映像を撮りたい、と社員の子からお願いされたので航空券も会社で予約しました。が、値段を見ると案外安いな…となって、結果自分もいっしょに行くことになりました。
行った国はオランダとドイツとイギリス。その中でもとても貴重な体験をさせていただきました。
このドキュメンタリー映像は森脇監督が来年2020年あたり、きっと良い形で仕上げてくれるはずです!来年が楽しみですね!

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どの国でも、どんな人でも、思い思いのダンスをして盛り上がっている光景はとても感動しました。日本の民謡が新しい形で生まれ変わり、その音楽がいろんな国の人たちが踊る。そんな映像をたくさん撮れて、そして現地の人とお話してすっごく良かったです。とてもありきたりな言葉になりますが、音楽に国境もないんだな~と思ってしまいました。

オランダ ユトレヒトのフェスでの映像です。この映像は現地の方が撮っていたものです。すごく熱い空気に包まれていました。


そしてこの旅で偶然の出会いでしたが、フランスの映像ディレクターのVincent Moonが民クルを撮るということでその現場も見ました。

彼は踊りながらカメラをぶん回し、音楽そのものを楽しんでいて、愉快な映像になっていました。自分が「映像を作るって何だろうな~」って考えていた時の出逢いで、彼が踊りながらカメラをぶん回している光景を見て(撮って)心の底から活力が出ました。たくさんの人が集まり盛り上がっていました。
橋の上で花を持ったおばあちゃんが特に可愛かった。

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Vincent moonも気さくな人ですごく衝撃を受けました!Merci beaucoup!

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そして、12月に民クルがヨーロッパツアーを終えて、凱旋ライブをキネマ倶楽部でライブが行われました。ここでも映像を撮りに行きましたが、これがまた感動しました。
自分はこういう話は好きではないのですが、日本人は音楽的に表拍のもっさりした感じになって、諸外国の方たちは裏拍でのノリが強くて、比較すると日本人にはグルーヴ感があまりない…と言われている、というお話があります。ですが、自分が12月のキネマ倶楽部で見た日本人の表拍のノリ。完璧にかっこよすぎました!表拍とらせたり音頭を踊らせたら日本人は完璧ですな~!と思ってしまいました。どっちが良いか悪いかというお話ではなく、自分が日本人であること、そして日本で生活してそういった血が脈々と受け継がれていることにある種の誇りを持ちました。
民クルを通じて、自分が日本が好きであるということ、そしていろんな国の人に堂々と日本のことを誇りに持ちながら交流していくというのが大切だなって思いました。
オランダで撮影していた時に、現地の人から「ヨイサーヨイサーとかヨイヨイってどういう意味なの?」って聞かれて、あまりに考えたことのないことで、自分なりに考えて「Come on!って意味でしょ!」って答えたら、そしたらずっと「ヨイヨイ!」言いまくっててとても良かったです。そんな形でいろ~んな人と一緒に楽しめた、とても良い経験でした。


仕事の合間を縫ってやってきたことですが、今年を物語る良い出来事でした。来年は個人的に作品を作る機会ができたので久しぶりに色々とぶっかましていこうと企画しています。ここ数年ですが、自分も映像作ることをいろいろと見直してきて勉強させてきましたが、来年やっと何かしらの形でお披露目できるようになると思います!お楽しみください!

2019年、刺激的な一年間になりました。それでは皆様、良いお年を~。

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