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【データネット・共通テストリサーチ比較】得点調整の見方と戦略
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【データネット・共通テストリサーチ比較】得点調整の見方と戦略

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この記事は大学入試する受験生を持つ塾講師、家庭教師、高校教員の方や、以下のような受験生・保護者に向いてます。

◆既に河合塾「共通テストリサーチ」の個人成績表が手元にあるか「バンザイシステム」で得点入力できている

(=自己採点得点、志望大のボーダー得点が分かっている)

◆志望大学について、特典調整後のボーダー得点率の結果だけわかればいい

◆どの大学に出願するか迷い中

◆私大センター入試の得点調整後の判定変更について知りたい

上記に該当しない方はそっと離れてくださいね。


1.共通テスト 得点調整の情報整理

すでに大々的なリリースがされているので、受験生や保護者の方はご承知かと思いますが、まずは簡単に整理しておこうと思います。

以下、『大学入学共通テスト 受験案内』から抜粋

2 得点の調整
⑴ 得点調整について
① 令和 3 年 1 月 16 日(土)及び 17 日(日)に実施する試験並びに 1 月 30 日(土)及び 31 日(日)に実施する試験それぞれにおいて,次の各科目間で,原則として,20 点以上の平均点差が生じ,これが試験問題の難易差に基づくものと認められる場合には,得点調整を行います。
ただし,受験者数が 1 万人未満の科目は得点調整の対象としません。

事前にこの計画が救済措置として取られる旨、公開されています。

で、この調整は毎年行われているのかというと、そんなことはない。

大体10数年に1度あるかないかという、東京都内に20センチの積雪が起こる確率程度の体感である。

しかし昨日から今日の積雪予報は見事に外れたね。23区内は雪の「ゆ」の字も感じなかったですな。ちょっと意地の悪い味方かもしれませんが、「不要不急の外出」をここでも呼びかけるために、フェイクが流されたのかと思うぐらい雨また雨でした。

話を戻します。

得点調整の歴史を見てみると、前回は2015年、その前はなんと1998年と現役受験生が生まれる前にのみ実施されました。もうね、レア中のレアです。どのぐらいレアかというと、ポケGOでゼクロムGX HRに巡り合うぐらいの確立ではないか…あ、そんなでもないか。知らんけど。

話を戻します。

そんなレア中のレアなゼクロ…もとい、センター試験(共通テスト)の得点調整。予備校の平均点乖離から、今年はされると予想されましたが、実際に「大学入試センター」から公表され、各予備校は調整後の対応を終えた、というのが現段階です。

調整、とは、「平均点の高い科目」はそのままで、「平均点の低かった科目」は得点により加算を行う調整をする、というものです。

公開されている情報は以下の通り。リンク張っときます。

理科②換算表がこれ

公民換算表がこれ

ただ、これね、調整しない科目も掲載されていて、わかりづらいんですよね。

ということで、どうせ見るならわかりやすいこっちをお勧めします。

Kei-Netの理科②・公民換算表

大学入試センターから本試験(第1日程)公民及び理科②の下記科目について得点調整を実施することが発表されました。
 平均点が最も高かった「倫理」及び「生物」は調整をしないため、得点の変更はありません。また「地学」は受験者数が1万人未満だったため調整対象となりません。

こういう注釈がきちんと各データについていて、わかりやすいのが助かります。

で、皆さんはこれをどう活用していくのか、について解説します。

出だしから長いな…

2.何に影響するのか

得点調整が何に影響するかをお話しします。

ベネ/Sと、河合、各社でそれぞれ受験生提出データを基にした予想ボーダーラインがすでに発表されていました。ただ、これは自己採点の素点を各社へ提出したデータをもとに作れらていました。

さて。得点調整により、調整対象の科目を受験した受験生は得点がアップし、得点調整がなかった受験生の生徒の得点はそのままになります。これを各社に提出されていた、ボーダーラインなどを公開している特定の志望大学で考えたらどうなりますか?

あたり前ですが、合格者は得点率上位から合格します。各社、自己採点の提出であり、それが本当に本番得点かは誤差もあるかもしれないことをはらみつつも、それぞれの志望大学全体の受験生が故意でおかしな得点を提出していない以上、得点調整をした受験生の得点は自動的にアップしますね。

調整前の合格可能性の評価軸を各社そのままにしておくと、せっかく予想した上位から見た予想ラインが下ぶれてしまい、信頼度のあるデータで亡くなって今います。なので、得点調整対象者の提出数に合わせて、各大学の予想ラインをアップさせなければなりません。そのアップのさせ方は説明するとまた長くなるので割愛しますが、これまでの700点と得点調整後の700点では、上位から見た人数が増加しているため、相対的に合格しづらくなりますな。ここまではわかるだろう。

で、その予想ラインをアップした一覧が昨日までに両社から公開されましたということです。

次に、各社のデータの見方と出願戦略についてお話しします。

ベネッセ/駿台 データネット「得点調整情報」

ベネッセ/駿台のデータネットは、指導者には非常に使い勝手がいいデータが満載なんですが、受験生や保護者の方には少し使い勝手が悪いように感じます。

表示に少しクセがあるんですよね。

データの読み方に慣れている人前提に作られているようにしか見えない箇所が随所にあって、生徒でこれを正しく読みこなすのは苦戦するだろうな、と。

例えば、得点調整科目の配点比率が高い大学一覧をクリックすると、エクセルの一覧でずらっと大学が表示されます。

特徴として挙げると(流行り?の中傷ではないです、特徴ですよ)

①データの見方について、説明や見本がない

②目標得点表示列があるが、そこの得点率は表示がない

などが特徴です。

特に②は、志望大学間で比較したいときは%表示の比較があると便利なので、現状得点率の表示がないことはかなり不便。な気がします。

参考までに、一部のデータをアップしますね。

対比が分かりやすいように、得点調整後の予想点のアップが激しい大学(30点アップした大学2校)をだけを抜粋してみました。

あとで河合塾Kei-Netの同じ大学を掲載しますね。


②河合塾(Kei-Net)共通テストリサーチ 個人で参加をご希望される方

河合塾は、センター・リサーチで脈々と築いた学校との信頼関係や、個人からの意見を、採算度外視でデータ活用すべく取り組んだようです。

何かをリリースするときに、一目でその情報単体でもわかるように解説が加えられているのが特徴で、わかりやすいです。

さっき、得点調整一覧で大学入試センター公開情報より分かりやすいとお伝えしましたが、それ以外でも比較してわかる資料を用意しました。先ほどのB/S 配点比較抜粋

先ほどのB/Sと比較すると一目瞭然。

上部に以下の導入文が掲載されています。

大学入試センターから本試験理科②、公民(2単位科目)で得点調整を実施することが発表されました。得点調整の実施により、以下の大学でボーダー得点および第1段階選抜の予想得点が変更となりました。
※下記の大学を志望される方は、合格可能性評価が変わる場合があります。バンザイシステムでは変更後のボーダー得点が反映されていますので、再度判定結果をご確認ください。
  バンザイシステムURL : https://banzai.keinet.ne.jp/

しっかりバンザイシステムのURLを載せているあたりがニクい。


ま、この対比だけでもわかるんですが、内容もしっかりご覧あれ。

先ほどB/S の配点表で掲載したのと同じ大学を選んで載せましたが、こちらには得点率も載っているのが特徴です。

こうしたわかりやすさがあり、いちいち引っかからないので、KeiNetをお勧めしますね。

ちなみに、得点調整による第1段階選抜の予想得点変更は、神戸大医学部前期のみで、650/900(72%)から685/900(76%)にアップしたらしい。その他は変わらず。

詳しくは、

得点調整によるボーダー得点および第1段階選抜の予想得点の変更について(PDFファイル)

を見てほしいと思います。

以上、見方をお伝えしました。

ところで、ここまで見てくれたお礼に。

PDFで公開されている河合塾さんのデータを、検索できるようエクセルにしてみました。

既に別で活用できるようにしていますが、公開されているデータを加工したものですので、ニーズがあるなら公開しますし、立場上こっそりほしい、というならお分けします。無料です。

twitter、またはNoteでフォローいただきご連絡ください。

サンプルです。


3.データ比較と出願戦略

ところで、埼玉大や横浜国大の対比で気づいた方もいると思いますが、同じ大学なのに各社でばらばらな予想ラインを出してますね。

これ、皆さんならどう活用しますか?

続きはまた明日以降に。。。


励みになりますので、コメントやイイネを残していただくと嬉しいです。


では。

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受験コンサル、リモートチューターを運営。 誰もが知る最大手予備校の社会人チューターOB。 1000人面談/センター・リサーチ累計150万件処理/映像授業FC本部で39教室開設・50教室以上の月次訪問・本部研修100人以上/昨年独立。 家庭でリモートでプロの受験指導が受けられます。