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アスワン シルクロード手織絨毯展示会

こんにちはホームズです。

先日、アスワンさんの展示会へ行き手織絨毯の知識を深めてきました(^^)

遊牧民の生活から生まれ、シルクロードを通して各地に広まった彩色ゆたかな手織絨毯が所狭しと展示されており、他ではなかなか買うことのできない、めずらしく個性あふれる絨毯がたくさん・・・圧巻でした。

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今回の展示会でお話を伺った中で一番印象に残っている言葉が

「手織絨毯は踏み込んで使い込むほど、艶が増していきビロードのような仕上がりになる。50~100年熟成させて深みを出す。退色も味」

という言葉です。どうしても古くなったもの、汚れてしまったものは新しいものに買い替えるという感覚が拭えないのですが、手織絨毯は糸を解き繋ぎ(現代風に言い換えるとエクステ)メンテナンスしながら熟成させます。

シルク糸とウール糸で織られている絨毯は踏み込んで凸凹が次第に浮彫になることも想定してデザインされており、経年変化により思い描いていたデザインが完成します。また、織られている柄にはそれぞれに意味があり、多くは子孫繁栄、途切れないように、永遠・・など 家族が健康で末永く幸せに暮らしていける様にと「願い」が込められています。

手織絨毯はサイズや目の細かさにもよりますが、一枚を結び上げるのに最短で3ヶ月、長いもので3年以上かかります。糸の調達や染めの工程等を含めると、それ以上に時間を費やして作られています。

選ばれし職人さんは作品に名前を入れることができます。特に織り始めと終わりに名前が刻まれている作品を手掛ける職人さんは相当な腕の持ち主!何年もかけて織るためかなり気合の入った作品というのがうかがえます。

車が買えるくらいの金額がしてしまうのも頷けます('0')

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糸を染める染料も全て天然のもので染められており、初代のもので赤や藍色の染料が多いのは防虫効果があるからだそうです。理にかなっているんですね(>_<)

いかがでしたか。

非常に奥が深い、手織絨毯の世界。。

良いものを長く使う。お気に入りの一点モノを見つける。そんな絨毯選びもいいなぁと思えた展示会でした(^^)

アスワンの皆様ありがとうございました!

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