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閑話休題 いい加減な紅茶の楽しみ方

しばらくnoteをさぼってしまいました…
書きかけの記事もたくさんあるのですが。

今回は少しチープでディープな紅茶の楽しみ方について書いてみます。

私の紅茶遍歴

紅茶が美味しいと思ったのは、小学校の頃。
我が家の朝ごはんは、色々あって基本食パンだった。それにミルク紅茶が加わったのはいつだったか。リプトンのティーバッグで入れた紅茶に砂糖と牛乳を入れて飲む。とても好きだった。

時を経て、紅茶は勉強の友となる。
中学校3年ぐらいから、朝に勉強するようになり、4時半とか5時に起きて、寒い台所でお湯を沸かし、でっかいマグカップに紅茶を淹れ、ちょっとチョコやクッキーをかじってから勉強するのが恒例だった。
親戚か誰かからの頂き物のウェッジウッドが美味しかった。フォションもマリアージュフレールも、多分頂き物だったと思うが、家族は誰も特に紅茶にこだわりがなかったので、私が独り占めしても、あまりうるさく言われなくてありがたかった。

大学生になって、自分でアルバイトをしたお金で紅茶を買えるようになった頃、ルピシアのショップが仙台に出来た。そのころはまだレピシエという名前だったけど。様々な種類のフレーバーティーを妹と一緒に楽しんだ。紅茶の淹れ方に関する本も何冊か読んで、紅茶を淹れながら垂れ流される私の蘊蓄を、妹はにこにこと聞き流していた。

自己流ブレンドのすすめ

最近はと言えば、
相変わらず紅茶は私の友である。そして娘たちは、私の淹れるミルクティーが大好物である。すぐに「おかわり!」というので、けちな私は最近ブレンドに凝り始めた。

何のことはない、高い茶葉に安い茶葉を混ぜるのである。
でも、これが意外に楽しい。
ポイントは、香りが強いものに、コクをプラスできる茶葉を混ぜること。

1.ルピシアのブレックファストアールグレイ(ミルクティー用のアールグレイ)と日東紅茶の「こく味のある紅茶」を半々でブレンド
私は濃く渋く入れた紅茶に、牛乳をたっぷり入れるのが好きなので、濃く入れるのには茶葉をけちってはいけないが、これだとちょっとお値段高めの紅茶は通常の半分で済む。

2.ダージリンとこく味のある紅茶
ダージリンは風味が繊細なので、どうしてもミルクと合わせると負けてしまう。ちょっとこく味のある紅茶を足すとおいしくミルクティーにできる。特にオータムナルは美味しい。
最初にダージリンの茶葉だけを淹れて3分蒸らしてカップ一杯分注ぐ。その後こく味のある紅茶の茶葉を足してお湯も足し、最初のストレートの一杯を楽しんだあと、追い茶葉?した分をミルクティーで楽しむのもオツ。

3.ダージリンとニルギリなど癖のない紅茶
ダージリンは抽出時間が長くなると渋くなるので、ニルギリなど渋みの少なく、癖のない紅茶と半々で合わせると香りはそのままで、渋みを少なくできる。春摘みのダージリンなどは、香りはいいけど、ちょっと味足りないかなと思った時もこの方法でカバーできる。

4.フレーバーティー+色々
香りが好みでなかった茶葉はニルギリとまぜて薄めたり、レモンフレーバーの茶葉と合わせたりするとすっきりして意外に飲めたりする。フレーバーティーは香りだけ良くて、紅茶としての味がいまいちだったりする場合もあるので、色々混ぜてみると楽しい。

ルピシアは年に2回福袋を出していて、結構お得なのだが、フレーバーティーはどうしても好みがあるし飽きるので、上記のように工夫して飲んでいる。
個人的には、最近はフレーバーティーよりも産地や季節ごとのオーソドックスなラインナップの方が好みになってきた。

おすすめ紅茶ストック

私の通常の紅茶ストックとしては、ルピシア商品の他は
前述の日東紅茶 こく味のある紅茶
ディルマ ヤタ・ワッテ
(長い紅茶人生の中でも最高峰のミルクティー向き紅茶)
の2点だ。
前者は普通にスーパーで売っているのもポイントが高い。
後者はワルツという愛知・静岡を中心に展開しているショップで扱っている。通販もある。私の地元の三越の食品売り場でも売っている。ウェッジウッドやフォションなどに比べたら、多分マイナーブランドだが、普通に売っているものはかなり色々飲んだ私が激奨する!
濃いミルクティーが病気みたいに好きな人にはぜひお試しいただきたい。

簡単美味しいティーバッグ紅茶の淹れ方

<ストレート編>
これは私が某書籍で読んで実践している。
まずヤカンに水を汲んで、がっつり沸騰するまでお湯を沸かす。そしてまずカップにお湯を入れて温める。カップが温まったらお湯を捨て、ヤカンから新しくお湯を注ぎ、そこにティーバッグを入れて、ソーサーや小皿などで蓋をする。2~3分蒸らす。
で、出来上がり。

このやり方を省かずにまずやってみて欲しい。カップは必ず温める、そうすると香りが立つ。
そして、かならず蓋をして2~3分蒸らす、そうすると茶葉の風味がしっかりと抽出される。

<ミルクティー編>
まずがっつり沸かしたお湯を使う、カップを温める、蓋をして蒸らすのは変わらない。
使うティーバッグはリプトン2個、2個だよ2個!
後からミルクを入れるので、お湯の量はカップの5~6割で入れ、ティーバッグ2個を投入。蓋をして5~10分放置。牛乳は成分無調整タイプのがあればなおよし、別なカップかミルクピッチャーで電子レンジを使い30秒ほど温めておく。くれぐれも人肌ぐらいの温度までで、温めすぎないで。低脂肪牛乳を使うのは論外だから注意。
で、上記の蒸らし時間経過後、カップに好みの量の牛乳を入れて出来上がり。
ミルクに紅茶を注ぐ派もいるかと思うが、その場合は紅茶をティーポットで淹れ、カップにミルクを注いでおく方法が洗い物が最も少ない。

紅茶について語りだすと、もう色々ネタはあるなあと思うけど、今回は最近はまっている楽しみ方という切り口で書いてみた。
お家に眠っている茶葉は、なるべく新鮮なうちに飲み切ってほしい。面倒な方や紅茶が苦手な人は早めに紅茶好きな人に進呈してあげて欲しい。
できればおうちのほっと一息時間に、紅茶の魅力を味わってほしいとも思うけど。

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