今年出逢った本たち2023
今年読んだ本は550冊。読んだね。
とにもかくにも読んで、出逢うのが目的だったので熟読には至っておらず、そこは来年ということで。
知らなかった作家さんにたくさん出逢えました。自分の好みの傾向なんかもわかったりしました。
さて、そんな今年出逢った本たちの中からベスト10をご紹介致します。
去年のようにぶっちぎりでこれ!というのはなかったので、これよかったなあというものを。
①光のとこにいてね/一穂ミチ
本屋大賞3位の作品。わたし的にはぶっちぎりでこれでしたけどもね。
なんというか、読後感がいい。あったかくて、心地良くて、ふんわりしてる。人にすすめやすい。読んでよかったなと思える作品でございました。
②氷の致死量/櫛木理宇
これはですね、去年ぶっちぎった正欲のときと同じ気持ちになりました。わたしの普通とあなたの普通はちがうから、普通が予想もついてないことってあるよね、という。言われてやっとそうなのか!となりました。すごい。
③ブータン 世界でいちばん幸せな女の子/阿川佐和子
これもあったかい作品でした。ブータンと呼ばれる女の子を友達とか同僚とかの目線で描かれていて、最後ちょっと騙されました。アガワさん好きです。
④イマジン?/有川ひろ
これはわたしが昔から好きな、おバカが出てきます。こういうおバカがおバカなことして生きている世界が大好きで、目指すところであります。おバカ最高。
⑤タイム・オブ・デス、デート・オブ・バース/窪美澄
『死』に興味を持ち行動する…夏の庭みたいな気持ちの動き方。実際『死』を見たとき何を思うのか。
⑥噛みあわない会話と、ある過去について/辻村深月
これはですね、唸りました。短編集なんですが、ひとつひとつがなんというか、ぎゃあって(言葉にして)。パッとしない子というお話が特に好きで、これを言葉にしてくれてありがとう!と思いました。
⑦そしてあなたも騙される/志駕晃
騙されました(笑顔)。これも叙述トリックというのかなんというのか…こっちの勝手な思い込みなんですけどね。最後にわーーー!!ってなりました。騙されるのはたのしいです。
⑧木挽町のあだ討ち/永井紗耶子
直木賞受賞作品。時代小説ですが、すごく読みやすくて。ミステリ要素というか、あらまあ!となりました。良いお話だなあ。
⑨ポップ担当日記/ポプ担
これは町の本屋さんのポップ担当の方がTwitterにあげた漫画やイラストが本になったものです。面白くて大好きです。残念ながら本屋さんは先日閉店されてしまいました…。
⑩逆転正義/下村敦史
12月の半ばになって、今年のベスト3に食い込む勢いの作品に出逢いました。正義がテーマの短編集。思い込みがあればあるほど、うわ!うわうわ!わーーーー!!となります。ちくしょう、やられた…と毎回なったのがわたし。保護なんてもう、マジかよ!!ってなります。読め。
以上になります。
話題作も読みましたが、まあびっくりしたけどびっくりしただけではランクインしないのがわたくしですので。
年明けにはこのミスランキングのことも書きたいと思ってますが、まだ鈍器本読んでないんです。
来年はどんな出逢いがあるでしょうね。楽しみです。
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