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幸せの物差し

父方の祖父は変わった人だった。
直系長男だったのでとても大事に育てられたらしく
当時は裕福な家だったので結婚してから
お嫁さんを(祖母)を置いて
東京の今でいう芸大へ進学し、毎夜芸子遊びにふけって財産を使い果たしたとか・・・

私の記憶でも特に働いているのを見たことは無かったな。
いつも静かに座ってお酒を飲んでるイメージ。
実際生活の面倒は父がほとんどみていたと思います。

そんな祖父がある日小説を書くと言い出した。
その小説の書き出しが
「私の人生暗かった」

これを見て父が珍しくブチ切れたらしい。
100対0で親を大切にする父だったので
これはとても
ショックだったんでしょうね🥹

幸せの物差しって人それぞれ。
傍から見てとても裕福で幸せそうでも
本人は満足していなかったり
貧乏で不幸そうに見えても
本人はとても幸せに思っていたり😌

自由奔放にみえた祖父も本人は満たされていなかったのかなと・・・

良かれと思ってしたことがおせっかいに取られたり、
頼んでもいないことをしてもらって嫌々礼を言う羽目になったり。

してあげたい思いとしてもらいたい思い、どちらの物差しに合わせるのか❓

言葉にして伝えてしまうと簡単ですが
「以心伝心」「言挙げしない」というように
人の思いを察することが美学とされる民族ですから
まあ、そんな簡単にはいかないかな。

私は自分ファーストを守りつつ、察する能力を上げたいと思います⤴︎⤴︎⤴︎

今日よりも明日が良い日でありますように💗

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