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コシュニエ3edミニアルバム『パズル』について

私の大好きなバンド、コシュニエの3edミニアルバム『パズル』が4/20に発売でした。(もう1ヶ月も経つんですね。早い!)

2015年に発売されたシングル、『ペリカン号でどこまでも』を再録し、リード曲とした5曲入りのミニアルバムとなってます。

まずはYouTubeのMVとトレーラーをどうぞ!

「パズル」trailer

ペリカン号でどこまでも MV


ちなみに、私が書くのはレビューなのか感想なのか考察なのかは分からないけど、聴いてこう考えたよっていうのをツイッターじゃ語りきれない分を語りたい文章です。歌詞考察、絵解きみたいな感じかなと思います。


さて、

パズルと聞くと今回のジャケットのような遊具としてのパズルが頭に浮かびますが、可愛らしいジャケットとは対称的に、

パズルという言葉の意味は「困らせるもの、難問、当惑、混乱、頭をしぼる」などが挙げられます。

ゲーム(遊具)としてのパズルは「論理的な考察と試行錯誤によって解くことを目的にした娯楽の一種」であり「ひとりで遊べるもの」です。

この言葉通り、確かにコシュニエの楽曲は複雑で多様性に富んでます。この『パズル』は聞き手を惑わせるコシュニエからの出題という意味にも受け取られます。

パズル以前は「少女は〜」などの三人称や、なにかのメタファー・情景描写が多く見受けられたのですが、今回の曲の歌詞は「わたし」・「僕」といった一人称的な視点で、かつ、その先に「あなた」・「君」がいます。

今までは例え「わたし」であっても、「わたし」だけで完結していたような印象でした。そして今回、おそらく今まで意図的に避けてきたであろう恋愛的な曲が詰まっているところにコシュニエの新しい世界や試みを感じました。

以前のツイキャスで海へが初めてのラブソングだということでみくさんが恥ずかしがっていたのが懐かしいです笑



5曲ありますが、1曲1曲書いてくとキリがないし混乱しそうなので一番気になった4曲目の『永遠のトルテ』を今回はピックアップ。(恋愛的な曲が出てきたと書きつつトルテを選んでしまうのはご愛嬌)


『永遠のトルテ』の歌詞を読んで真っ先にセカンドミニアルバム『オルグ』の8曲目『モナドノック』が私の中で浮かびました。

共通するワードをいくつか挙げると、

「幽霊」「木」「新たな命」「街(町)」

『モナドノック』では、幽霊が住む忘却のための優しい町であるのに、『永遠のトルテ』では忘却を許しません。『モナドノック』にあるのは諦念や死であるなら、『永遠のトルテ』には生や戦うことへの執着、より人らしい感情があるように思えます。


そもそも「トルテ」ってなんなんでしょうね。パズルのジャケットにはゼンマイ人形がいますが人形なのかなぁ。

歌詞だと「トルテ」は「木を植える」「どこにもいない」「忘れていく」存在です。

洋菓子でいう「タルト」とはまた違うんでしょうか。


うーーーん笑


創作物に明快な答えはないし、受け手それぞれなのはわかっているので、こうやって色々考えさせてくれるコシュニエの世界がわたしは大好きです、というしかないですね。笑

まさに『パズル』。


まとまらないのでこの辺りで強制終了です。また何か考えたら文章にしたいです。

ちなみに明日5/24は東京で、6/7は大阪で自主企画があるのでチェックしてみてください。


コシュニエHP

パズルについてのブログも更新されていて面白いです。


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