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限築杯 よく分からんデッキ作成録

はじめに

こういう記事を書くの初めてだから見にくいとか整理しろとか日本語変だとかは勘弁してね!

去る2021年9月19日の日曜日、インベイジョンブロック構築オンライン大会なる【限築杯】が開催されました。オンライン上の紙の大会としては異例の参加者数であり非常に楽しい1日を過ごさせて頂きました。

限築杯

主催の添削さんを始め、ジャッジの皆様、運営に関わった皆様に御礼申し上げます!



よし、最低限書きたいこと終わったから後は蛇足ですね?


デッキ製作のこと

まずはこのリストを見て頂きましょう。

【土地】
11:《島/Island》
9:《沼/Swamp》
4:《塩の湿地/Salt Marsh》
【クリーチャー】
4:《嵐景学院の使い魔/Stormscape Familiar》
4:《ヴォーデイリアのゾンビ/Vodalian Zombie》
4:《ファイレクシアの憤怒鬼/Phyrexian Rager》
4:《アーボーグのドレイク/Urborg Drake》
2:《アーボーグの使者/Urborg Emissary》
2:《十二足獣/Dodecapod》
4:《墓所の天使/Crypt Angel》
【呪文】
3:《撹乱/Disrupt》
1:《回避行動/Evasive Action》
1:《排撃/Repulse》
3:《蝕み/Undermine》
2:《はね返り/Recoil》
2:《バリンの悪意/Barrin's Spite》
【サイドボード】
3:《エッセンスの漏出/Essence Leak》
2:《急流/Rushing River》
4:《反論/Gainsay》
1:《蝕み/Undermine》
1:《除外/Exclude》
2:《ファイレクシアの盾持ち/Phyrexian Scuta》
2:《ロボトミー/Lobotomy》

青黒ビートダウンです。
わけが分かりませんね?どこで拾ったんですかこの紙束()
とはいえ、自分なりに考え作ったデッキです。供養代わりに成り立ちをば

・青黒コントロール(もどき)

大会参加にあたり、自分はインベイジョンブロック当時のことなど何も知らない状態でした。《蝕み/Undermine》と《はね返り/Recoil》、この2枚のカードのことは知っていたくらいです。カウンターしながら3点ルーズ、土地すらも対象にとれるアド損のないインスタントバウンス……

青黒民的には使ってみたいよね!

そんなわけで脳死4積みできるデッキ検索、カウンターシャンブラーなんてあるじゃん!これでええやろ……
まあでも冷静に見て《アーボーグのシャンブラー/Urborg Shambler》なんてカードが強い環境でないことは分かります。まあ適当にカウンターだったりクリーチャー入れ替えてみたり……

まあ滅茶苦茶ボコられました

考えてみれば当然です。強い除去が無い黒、バウンス呪文は強いがカウンター呪文は状況を選ぶことが多い青
環境にはカウンターやバウンスの当たらないマングース、コントロールでは《ドロマーの魔除け/Dromar's Charm》をはじめとした優秀なカードが使用できる青白黒、青黒という色の性質上ドメインの致命的なエンチャントに触れるべくもない。この2色でコントロールもどきなデッキを組むこと自体ナンセンスということだったのでしょう。

・カウンターモンガー!

そんなわけで緑を足しました。カウンターモンガーの誕生です!
クリーチャーは最終的に蛇4魂売り2(初期型はネズミ4も入れてました)
青黒時代の名残で《撹乱/Disrupt》はメインに4積み《ジェラードの評決/Gerrard's Verdict》なんぞ絶対に通してやらん精神……
《破滅的な行為/Pernicious Deed》もメイン2、サイド2として対クリーチャーも盤石、流石歴戦の名デッキつおい…………

BBBにバチクソにボコられました

うんまあ、パイロット性能も低いので一概には言えないんですけど他のデッキにも負けが多く勝てる気がしませんでしたね!

余談ですが、今回参加するにあたり購入したカードで最も高くついたのが《破滅的な行為/Pernicious Deed》を始めとする緑絡みのカードです。ダメラン持ってなかったんだよ!

ここまではきっと偉大なる先人達も通ってきた道。カウンターモンガーというデッキの愛用者は多くとも、思ったよりも戦績が振るわなかった20年前歴史を身をもって体験したに過ぎないのです。
であれば、この道はゴルゴタへと続く道。辿る末路が同じであったとしてもせめて何かしらの抵抗をするべきでした。

・青黒への回帰

練習にあたり天崎さんのBBBとはよく対戦して頂き、とても感謝しております。

そんなわけで仮想敵BBB、敗着の分析です。まず熊環境であるのに除去の殆どが3マナ、カウンターの殆どが3マナでありテンポ差で死ぬ。魂売りは強いですが環境的にバウンスで対処されるし、着地した頃にはライフが風前の灯、苦し紛れで場に送り出していることが殆ど……
《嘘か真か/Fact or Fiction》すらも通す暇がないことで数を減らすべきだと考えていました。
特にゲームをしていて辛いのがカラースクリューとダメランのダメージ。色が揃っていないのが辛いのは良いとしても、色が揃っていてもダメランばかりで揃ってしまうとそれだけで死にかねないのは明らかに欠陥だと感じてしまいました。

じゃあ、色減らそっか!

この辺りから迷走を始めます。まず2色に戻すことでコントロール路線は廃止。熊と殴り合うビートダウンとしての道を模索することになりました。
《夜景学院の使い魔/Nightscape Familiar》を入れ呪文をサポートし、《ファイレクシアの憤怒鬼/Phyrexian Rager》でさらに地上を固め、プロテクション白を持つ《墓所の天使/Crypt Angel》で殴る、今の方向性の原点です。

そして墓所天のために入れた《アーボーグのドレイク/Urborg Drake》が強かった。

「3マナ2/3飛行 可能な限り攻撃する」、見た目のスペックとしてはリミテのカードです。他に選択肢もなくとりあえず2枚程度から試したこの子が自分にとってのソリューションだったのでしょう。
後から考えてみれば出した返しのターンは熊をブロック可能な2/3であり、使い魔の恩恵を受けることができ、墓所天で回収可能である飛行アタッカーというのはこの環境では非常に強いものだったのです。
そしてこの頃、地上にはマングースの天敵《幽体オオヤマネコ/Spectral Lynx》がいたことから空に飛び立つことはクロック継続の最適解でもありました。

調整は続きます。このデッキにおいて青い呪文をサポートするよりも黒い呪文をサポートし飛行打点となれる《嵐景学院の使い魔/Stormscape Familiar》の採用。同時にタフネス1の天敵が多いことから《夜景学院の使い魔/Nightscape Familiar》から《ヴォーデイリアのゾンビ/Vodalian Zombie》に変更。ドレイクの枚数を4にし、さらに3マナ3/3もしくは5/5となる可能性がある《ファイレクシアの盾持ち/Phyrexian Scuta》を採用。たちばなさんのアドバイスにより各種カウンターやバウンスの枚数を散らし、maroさんから教えていただいた《アーボーグの使者/Urborg Emissary》により肉と呪文を同じ枠に押し込む……
そして残っていた《嘘か真か/Fact or Fiction》が2枚抜けて《バリンの悪意/Barrin's Spite》が2枚入りました。

や、黒使い魔抜けた時点で4マナ重いしデッキに強いカード無いから微妙だし対BBB後手つらいからキラーカード欲しくて……(などと供述しており

実際、4マナで2体触れるカードとしての使用感は悪くありませんでした。このデッキであれば3マナで唱えることも可能でそれなりの活躍ができたカードであったと思います。

・最終調整

ほぼデッキが完成したにあたり、残るはメタの想定です。
事前予測ではBBB本命、ドロマーコン対抗、赤黒系(マシーンヘッド、虚空)、トリコ系、ドメインという予測でした。
BBB相手にはおそらく先手取った方が有利、ドロマーコンは有利、赤黒系には微不利、SSSとドメインは不利、トレンチは無理。
サイドボードを見て頂ければわかる通り、かなり尖った形に整えました。
最後まで悩んだのが《十二足獣/Dodecapod》2枚と《ファイレクシアの盾持ち/Phyrexian Scuta》2枚です。メイン盾持ちか十二足獣か……
結論として十二足獣2枚をメインに、サイドに盾持ちという形にしました。
撹乱4積むことで初手撹乱2枚のハンドをキープしたくないことや、マシーンヘッドの《燃え立つ死霊/Blazing Specter》への解答であるならば十二足獣2枚で充分だという考えです。もちろん撹乱3+獣2によりドロマーコンへの相性はさらに良くなっていると言えます。

結果発表!

R1 ドメイン       2-0
R2 BBB          1-2
R3 ヒルオーラ(?)   2-0
R4 ドメイン         1-1-1
R5 ドロマーコン     2-1
R6 エスパービート(?) 0-2
R7 ドロマーコン                2-1

結果は勝ち越し4-2-1でした!
大きな大会への参加経験もない身としては、正直できすぎだと思います。
しかし人の欲望は尽きません。対BBB、エスパービート共にキープ基準、プレイングに悔いが残るところが多く、どこか一つ違えばSE残れていたのではないかと悔やむ気持ちもあります。
まあでもどこか一つ違えばドメインにぼこぼこにされてた気がするのでやっぱりできすぎかもしれないですね!

最後に

調整段階から本番まで、MTGを始めてから一番楽しい時間でありました。
それと同時にまだまだ試したいことが多々あるという悔いも残しております。
《行動か死か/Do or Die》を軽減1マナ除去として扱ったり、《洞窟のハーピー/Cavern Harpy》の採用をさらに詰めて飛行とアド方面を強化したり、緑を取り直し《アナの聖域/Ana Sanctuary》を採用しドレイクを強化したり《予見者の幻視/Seer's Vision》と併用するのも面白いかもしれません。《頭の混乱/Addle》を買うことができず使用感を確かめてませんし、もしかしたらさらに相性の良いカードが見つかるかもしれません。

本当に噛めば噛むほど味のするフォーマットです。これで終わりというには惜しすぎる時間です。

改めてこのような場を作り上げて下さった、主催:影のフィクサー添削さんと運営の方々に御礼を申し上げるとともに、今回練習から本戦まで戦ってきたPWの皆様に感謝し、

願わくばまた幾多のPW達がこの時代に集う機会があることを信じて区切りとしましょう!




だそく

添削さんこめんと

この大会に臨むにあたりリプでアドバイス貰ったり、モチベーション上げてもらったりとさすが影のふぃくさー。
自分のデッキにコメントつくのってすごい嬉しいものなんですね!







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