見出し画像

お婆ちゃんにママの代わりは出来ません もちろんママにお婆ちゃんの代わりも出来ないのです

【この記事は7分で読めます】

この記事は偏差値70の高校に入学した息子を持つ母の、汗と涙の泥臭い子育ての日常を幼少期からご紹介するものです。
 また子供の成長に合わせてその時々の参考にした先生方の本も紹介もしております。ご紹介する先生方の意見を参考にしつつ乗り越えてきたエピソードを面白く、時には甘酸っぱく?ほろ苦く?書けたらいいなーと思っております。
どうぞよろしくお願いします。m(__)m


育児はお母さん 家事はお婆ちゃん お金はひいお婆ちゃん

お母さんが赤ちゃんのお世話をすることで 親子の信頼関係を築くのです
お婆ちゃんにサポートしてもらうのなら 食事や掃除などの家事をお願いしましょう
それでも足りないことは ひい婆ちゃんにお金を出してもらいましょう

著者:久保田カヨ子/出版:ダイヤモンド社

カヨ子婆ちゃんは このように書かれています


残念ながら私には 日常的に助けてくれる

お婆ちゃんも ひいお婆ちゃんもいませんでした

なぜなら転勤族だから(+_+)

 

お婆ちゃんは孫を𠮟れない!?


これは私がモモを妊娠した時の話です

5ヶ月目に入った時 妊娠中毒症と診断されてしまいました

若いころからスポーツに励み ジムに通い お酒もたばこもしない生活

もちろん暴飲暴食もせず 高校の時から体重の変化もほぼない

健康的な生活を維持してきた私にとって

これはショックな出来事でした


そしてその妊娠中毒症と診断されたと同時に

即入院を言い渡されたのです

当時ユウ君2歳7か月 トイレトレーニングが終わって

順調に幼稚園入園まで楽しみにしていた時期でした


それは産科の部長先生からの 突然の言葉でした!

この数値では 今倒れても仕方ないレベルですよ
すぐに入院の手続きをして下さい

とっさに先生に向かって

先生それは無理なんです 転勤族で身寄りがないので
上の子を預ける先がありません

どうか入院だけは避けられませんか?

そういう私に 冷静な顔で一言

それなら赤ちゃんを諦めてください
こちらの言うことが聞けないなら そういうことですよ

この言葉で私は すべてを理解しなくてはいけませんでした

今お腹の中にいる赤ちゃんを守るには 

昨日まで当たり前にやってきた全てのことを

何もかもストップして

安静にすることしかないのだと(-_-;)


そこは大きな総合病院だったので

あらかじめユウ君をいつもの保育園の一時預かりに預けていました

私は目の前が真っ暗になりつつ 主人に電話を掛けました

病院の廊下で泣きながら 

さっき すぐに入院て言われた
どうしよう どうしたらいいかなー

半分パニックで 主人と話したのを覚えています

ユウ君と離れることになったらどうしよう

そんなことを考えながら、、、(>_<)

営業先での主人は 

要件は分かったけど
今はちょっと即答できないから帰って話しよう

そう言って電話を切り

家で話し合った結果 主人の実家に預けることに

実家は京都 高速を使って車で3時間半

3日後 ユウ君を預けに行くことに


それまでユウ君と過ごしてて

一人になりたいって何度思ったことか分かりません

でもこの時は そう思った自分を恨むほど

これから数十日にわたって ユウ君と離れ離れになることが

辛くてなりませんでした

車に荷物とユウ君を乗せて 嘘をつきました

ユウ君 お母さん散髪してから 後から行くね

良い子して待っててね

どうやって涙をこらえたか分かりません

ギューってユウ君抱きしめながら

ユウ君の匂いを心に染み込ませながら

油断したら零れ落ちそうな涙をこらえて

嘘をついた私でした


主人と二人でいろんな方法考えたけど これしか方法がなかったので(-_-;)

私にとって 今はこのお腹の赤ちゃんのことだけを

考えようと決心した日でした



それから2か月たってようやく退院許可が出て

家に帰ることが出来ました

ユウ君も京都から帰宅

2ヶ月ぶりの我が子との対面

あと15分くらいで到着するとのことで

私は駐車場まで降りて待つことに、、、ドキドキ


駐車場に京都から戻ってきた我が家の車

バタンと私から見えない方のドアが閉まる音

タッタッタッタッタ、、、小さな足音

地面と車体の間から見える 短い脚

ユウ君の姿が見えた(#^^#)、、、、( ゚Д゚)


ん??ユウ君 太った?えー絶対太ってる!!

顔パンパンやーん( ゚Д゚)

しかも頭ボッサボサやし( ;∀;)

ドラゴンボールのヤジロベエーみたいになってるやーん( ;∀;)

嬉しい!の気持ちを追いかけるように驚きの感情、、、


そして部屋に入って 真っ先に体重計に乗ってビックリ

2ヶ月で2kg増えていました( ゚Д゚)

15kgから17kgに

入院中 ユウ君のいろいろなこと聞いていました

最初のうちは なんだか変だぞ お父さんはいつ帰ったの?

そんなところから始まり 

どうして僕一人でここに居るの?(ユウ君の心の声)

寂しさでイライラしてくると 義母の手をキツく噛んだりしたそうです

私には絶対にそんなことしたこともないし

そうなりそうな ユウ君も見たことがなかったので

きっと2歳児なりの ストレスを抱えているんだと思いました

そんな孫に義母はで大声で𠮟りつけることもなく

お菓子やジュース アイスや飴を与え

そのうえご飯まで、、、 

お腹いっぱいにしてあげることで

ユウ君を泣かないように あやすしかなかったのだと思います

義両親二人は当時70代 義兄は50歳くらい

2歳児のお世話は 目の回るような生活だったと思います

精一杯お世話してくれた結果だったんだと思います


ともあれ2ヶ月という長期でお世話になったのは

本当に感謝しかありませんでしたm(__)m


私にこの経験があったことで、、、


モモのお友達は寂しかった


モモが小学2年生になったある日のことです

いつものように そろばんから帰ってきて

お母さん今日ビンゴそろったから オモチャもらったんよ

と嬉しそうに駆け寄ってきました

そろばんの先生はぶっきらぼうな おじいちゃん先生でしたが

何かにつけ ゲーム性のあることをして

子供たちの出席率をあげようとしてくれました

毎週4日休まず通うモモは他の子より早くビンゴがそろうので

お友達よりもチャンスが多かったんです

そろばんには いつもA子ちゃんと一緒に行っていました

A子ちゃんは週3日だったので オモチャはもらえなかったんだとか

モモはそう言って私にもらったオモチャを

嬉しそうに見せようとカバンの中を探すのだけど、、、

なかなか見当たらない様子 

あれーおかしいなーオモチャがないー

この時 ピーンときてしまいました

これはA子ちゃんの仕業かと(+_+)


私はそろばんの帰りにあったことを 全部話してーとモモに言いました

そのすべてを聞けば 誰でも分かることです

A子ちゃんが持って帰ってしまったんだと、、、


もともとA子ちゃんとは トラブルがありましたが

子供同士のことなので 謝ってくれたらそれで良しとしていました

しかし内容がエスカレートしていたのは間違いなかったのです


これどうやってメールしようか?
間違えてても不快じゃないメール、、、(>_<)
いや どう打っても 多少は不快になるだろう
A子ちゃんママに気づいてもらいたい
それでいいやん(*^-^*)

いろんなことを考えて A子ちゃんのママにメールしました

もしかしてなんだけど 今日モモがそろばんでもらったオモチャ
間違えてカバンに入ってたら返してもらえますかー

すると返信は

今ランドセルと そろばんバックを見たけど 
そんなオモチャは見当たらないですー 
力になれずすいません 
とのこと

そうかー証拠がないしー ここまでしか言いようもなく

分かりました ごめんなさいね 
モモがあんまりショック受けてるから
ちょっと心当たりを探してみたくて、、、

こんな内容で返事をしました

そのあと2時間ほどたって A子ちゃんママからメール

夜の10児を過ぎた頃でした

すみません こんなに遅くなってしまって
さっきはA子がお風呂に入っていたので 
私が勝手に部屋を探していたんですが

お風呂から上がったA子に問いただすと 
実はーとモモちゃんのカバンから取ったオモチャを
出してきました 本当に申し訳ありませんでした

そんな内容でした


A子ちゃんの家は 夫婦共働きで

普段はお婆ちゃんがA子ちゃんのお世話をしています

学校行事や参観日などは お母さがん来られるし

役員なども積極的にされていました

A子ちゃんママは決して悪い人ではないと思っていました

でも少し子供と一緒にいる時間が

少ないのかなーとは感じていました

いえ A子ちゃんにとっては少なかったんだと感じていました

そしてモモに対する高圧的な関係が

少しずつ強くなってきてたので いい機会だと思い

明日の夜 少し話す時間が欲しいことをお願いしました

するとA子ちゃんママは了承してくれました


次の日 夜8時ごろ マンションのロビーで

私:ごめんね こんな時間に来てもらって 
すこし話しておきたいことがあってねー
実はA子ちゃんね いろんなママから悪いウワサを聞いててね 
どうやって伝えたらいいか分からないんだけど、、、
こういうことは未熟な子供の話だから 
お互い様なところもあると思っていて
だから敵とか味方とかじゃなく 聞いてほしいんだけどね

私は決して怒りに任せて話したいのではないと

丁寧に前置きをしました

私:昨日送ったメールは 
あれが精いっぱいのギリギリのメールだったの 
あれ以上踏み込んで書けば
A子ちゃんを完全に犯人扱いしてしまうし 
難しかったよ でもねー私の周りでそれを出来ずに
苦しんでる人がいることをママには知ってほしい 
そう思って話がしたいって 言ったのー

そういうと

A子ちゃんママ:そうですよね 言いにくいことですもんねー
普通は皆さん黙って離れていくんでしょうね 
そうだったんですねー
(身に覚えがある顔のようでした)

と申し訳なさそうに下を向いていました

私:少し前からモモに対する言動もね 
いろいろあったけど 子供同士だからいちいちはね
だけど今回のこのことを機に ママがA子ちゃんを
助けてあげて欲しいって伝えたかったの
私の経験上だけど お婆ちゃんは孫を叱れないんよー

孫はかわいいし 嫌われたくないから
だからお仕事忙しいとは思うけど 
今だけはA子ちゃんと一緒にいてあげて欲しい

とお願いして別れました

30分くらい話をしたと思います

終始下を向きながらでしたが 

A子ちゃんと向き合うと

約束してくれたので大丈夫だと思いました

その後 A子ちゃんとお母さんが

よく二人でお出かけしてるところを見かけました

ちゃんと向き合って変わろうとしてるんだなー

って感じました

A子ちゃんママ 頑張って!!


大阪を離れてもう2年が過ぎましたが

時々この親子のことが気になるイル子でした(*^-^*)









この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?