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空海


空海は、平安時代初期に実在したお坊さんです
 
遣唐使の留学僧として唐(中国)を訪れて
恵果阿闍梨から後継者として密教を学び
帰国後に真言宗という宗派を開きました。
 
龍を呼んで雨乞いしたり、
毎年水害を起こすところに堰を作ったり
 
日本国内での仏教の布教で残した功績は数知れず。
高野山の金剛峯寺も空海が創建しました。
 
高野山の金剛峯寺の奥の院で
今だにご存命とも言われていますね・・・。
 
 
生れ生れ生れ生れて
生の始めに暗く、
死に死に死に死んで、
死の終わりに冥(くら)し。

 
という空海の言葉があります。
 
北大路欣也主演の映画「空海」で入定の時のセリフ
(入定とは・・永遠の瞑想に入ること)

これがまたわかりやすくて良い映画なんだよ。

 
 意味としては
人は最初から最後まで、
何もわからないまま生まれ、
そして何もわからないまま死んでいく

結局わからんのかーいって感じしますねw
 わからないなりに、
じゃあ、どうしますか?ってこと。

小さなことでくよくよしないで
大きく視点を持つために
この瞑想はピッタリだと思っています。
 

「月輪観(がちりんかん)」瞑想


 空海が開いた真言宗。
その中に「月輪観(がちりんかん)」という瞑想があります。
 
お坊さんが修行の一環でする瞑想です。
 
本職のお坊様方だと「月輪本尊」と呼ばれる、
満月をあらわす「🌕」が描かれた掛け軸を用意して
その前に正座・・・胡坐だった!
 
やり方としては
掛け軸の「🌕」を心の中に持って来て、
そのお月様をドンドン広げていき
最終的には自己と宇宙が一体になる・・・という
大いなる感覚を得るのが月輪観瞑想
 
わたしたちは本職のお坊さんではないので
「っぽい」瞑想方法で十分だと思います。
 
宇宙とわたし
わたしと宇宙
 
大きく成ったり
小さく成ったり
 
宇宙と一体になる
世界と自分はひとつであることをイメージする
 
宇宙を月の光で満たす
自分と全体を包み融合していくようイメージワーク。
 
自分が囚われているものから解放されたり
気にかかっている小さなことが気にならなくなる
 
まあいいか、で次に進めるようになります。

月輪観(がちりんかん)っぽい瞑想


 
月輪観は、心の中に月輪(満月)を観じて、
これを次第に拡大していき、
最終的には宇宙との一体感を観想する
密教の瞑想法です。
 
①   「月輪観」は「月輪観本尊の前」で行うのが本物。
ですが・・・
自宅では神棚やもしくは窓に向かってしてください。
 
②   椅子でも正座、胡坐でも大丈夫です。
 
③   できれば、お香など焚いてください
むっちゃ雰囲気出ます。
やっぱり雰囲気も大事ですよ。
 
④   ご自分の楽なスピードで深い呼吸しましょう。
鼻から吸って口から吐きます。
 イメージとしては
「余計なものが出ていき、
良い清浄な霊気で満たされる」です。
「吐くも神の息、吸うも神の息」でも良いですね。 
 
⑤   「人も世界も満月のように姿を変えるもの、
その本質は大きな光の球なのだ」と念じます。
 清らかに輝く満月を心に想い浮かべながら
軽く眼を閉じます。
 
⑥   ゆっくりと呼吸をしてください。
 
⑦  イメージするのは満月、まん丸のお月様です。
その月が自身の胸の真ん中に
すーっと入ってくる、というイメージします。
 
⑧   自分の胸に入った月を少しずつに大きくしていきます。
 
⑨ まず自身の体の大きさに、(ここまでは光の瞑想とほぼ同じです)
そして部屋の大きさに、
家の大きさ、
町の大きさ、
国の大きさ、
地球の大きさにというように満月の輪を拡げていきます。
 
⑩   そして月が「自分がイメージできる大きさ」まで
大きく成ったら止めてください。

人によってはお部屋で、
人によっては地球だし、
人によってはもっと大きくなります。

大きさではなく「きちんとイメージできる」ことが大切です。
少しずつ大きくしていきましょう。
 
⑪   自分のイメージした地球・宇宙との一体感をイメージし、感じます。
 
⑫   地球・宇宙と一体になった自分を感じたら、今度は逆回し。
徐々に小さくしていきます。
 
⑬   自分のイメージした最初の大きさに戻して胸中に納めます。
 
⑭   ゆっくり3回呼吸をした後、
その月をお空に返してあげるイメージをします
 
⑮   目を閉じたまま、ゆっくりと手足の指を動かし
全身を伸ばして体の感覚を意識してください。
そして、ゆっくり目をあけて終了です。
 
瞑想の時間はお好みで大丈夫。
 
 
自分自身の囚われを無くし、大きな愛を自分のうちに取り入れる。
自分と全体。
誰もが全体の中の一人であることを意識する。
自分自身が宇宙と一体となるという、
ちょっと上級のイメージ瞑想です。
 
周囲へ「愛」や「感謝」
自分の内側にある光のエネルギーをひろめていく、
調和の瞑想の方法でもあります。
 
経営者であれは
社内やグループ全体を包んでいくような
イメージを持たれても良いですね。


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