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ロア・ドゥ・レーズン

わたしはレーズンパンが好きだ。
そもそもレーズンを愛している
私がどれくらいレーズンが好きかと言うと、
時は遡り、3歳くらいのクソガキの頃、
レーズンバターロールに埋め込まれているレーズンだけをほじくり、それだけを食べたりしていた。
あとドライフルーツミックスに入っているレーズンだけを抜粋して食べていた。
ここだけみるとレーズンが存在したらそれ以外の存在が“無”に見えてしまうくらいのレーズン狂いに見えるが、大人になった今はパンもちゃんと食べるし、ドライフルーツミックスの謎の黄色い四角いフルーツも食べる。(あれって結局何?パパイヤとか?)

先日、大学の時からのマブと食パン専門店のパン食べ放題付きのランチに行った。
メインを選び、好きなパンを好きなだけ食べれるというパン好きには堪らない神ランチだ。

パン食べ放題のパンはビュッフェスタイルになっており、好きなだけ更にとるシステムだった。パンの種類は豊富で食パンだけでもたまごサンド、ピザトースト、明太子食パンなどたくさんの種類があった。こういう時はとりあえず全種類制覇したいタイプのプロのデブなので1口サイズに切られている食パンたちを皿によそった。

その中で一際光を放っていたのが​────
そう、レーズンパンである。
このレーズンパンは食パンの中にレーズンがたっぷり練り込まれてるタイプで、私が1番好きなタイプのレーズンパンであった。
もちろん取り分けた。大量に。
一緒にパン取りに来てたマブに
「初っ端から飛ばしすぎwwwww」
と爆笑された。

肝心のレーズンパンはレーズンの水分量が丁度よく、パンも美味しく、1巡目の山盛りをレーズンパンペロリと平らげた。

そして楽しくおしゃべりしながら他の美味しいパンもドカドカ食べ、ランチを楽しみ……

そして2巡目。
待ってろ、俺のレーズンパン。
レーズンパンしか目に入らなかった。
一目散にレーズンパンのゾーンに行き皿をレーズンパンで埋めつくした。
マブに「レーズンパン中毒者❓」
と言われた。
パン食べ放題というよりレーズンパン食べ放題になっていた。
やっぱり、わたしはレーズンパン(というよりレーズン)が絡んだらレーズン以外目に入らなくなるらしい。中学生の恋愛みたい。わたしはレーズンくんのことが好きだけどレーズンくんは別にわたしを好きじゃないみたい(backnumber?)


嗚呼レーズン、なんで君はそんなに美味しいんだ・・・・・ロア・ドゥ・レーズン・・・♡干しぶどうの君・・・♡


いつかまだ胃が若いうちにレーズン食パンを丸々1斤焼いて、かぶりつきたい。恵方巻きの如く。

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