グラボ・・・死んじゃったよ・・・。
嘘じゃない。
グラボは死んだ。
【おや、どうしたんだろう?】
グラボが死んだあの日。
自分はなにかおかしな事が起きていることに気づいてはいた。
自分のPC環境はというと、ゲーミングノートPCにワコムの液晶タブレットをつなげてデュアルモニタにして使っている。
動画を作る際には、Photoshopでの切り抜き作業などでペンタブは都合が良く、普段は普通にコンテンツを見るためのサブモニタとしても使える。
素晴らしい布陣だ。画質はともかく。(液タブは画質が…)
しかしあの日、液晶タブレットの画面が盛大にエラーになっていた。
正確に言うと、全体がモザイクみたいな表示になっていたのだ。
以下の画像のようになると思ってもらえばいい。
その後、液晶タブレットの画面はPCからの出力を一切受け入れなくなった。
そしてPCはブルースクリーンになり、再起動が始まった。
自分は当初「液タブの配線が切れたか…」と思っていたが、
今にして思えば配線が切れたからってブルースクリーンにはならない。
再起動が終わり、普通にPCが立ち上がったのを見届けた自分は、液晶タブレットを外してモバイルモニタをつけることにした。
しかし原因はグラボ(グラフィックボード)の故障である。
モニタを変えようと意味はない。
案の定、モバイルモニタも反応はなかった。
ここでようやく問題なのはモニタではなくPC側だということに気づいた。
【検索検索検索…】
怒涛の検索が始まった。
「モニタ 映らない 原因」
「ディスプレイ表示 エラー」
「グラボ エラー」
「G-FORCE エラー」
「ツクモ 保証 料金」・・・
インターネットにはありとあらゆる有益な情報があるが、それを自分のものにできるかどうかは「検索能力」にかかっている。
誰でもわかるような単語で検索していては、「そのレベルの単語しか知らない人間用」のサイトに飛ばされ、いいようにPV数を稼がれるだけである。
例えば、本質的な医療情報を知りたいのなら、より上位の医療関連の語彙を用いて検索することが必須なのだ。・・・とか聞いたことがある。
自分の検索能力?
検索例を見ればお察しである。
とはいえ検索に検索を重ね、情報はあらかた集まってきた。
「もうダメやでそれ」という情報に心がかき乱されたりしつつ、
とりあえずは”グラフィックドライバをいじる”という方向性が見えた。
【デバイスのアンインストールとかなんとか】
デバイスマネージャーを起動し、ディスプレイの状況を見る。
すると、見事にGTX1070 Max-Q(グラボ)がエラーを吐いていた。
ここでドライバを最新に更新したりすると直る場合もあるようだが、自分のドライバはすでに最新だった。
なのでアンインストールからの再インストールを試みる。
PCを再起動し、またデバイスマネージャーを確認。
すると・・・?
なんと「正常に動作しています」との表示が!!
おいおい・・・簡単なことだったじゃないか。
とんだお騒がせ記事になってしまったな!
さっそくモバイルモニタを接続してみる。
・・・
・・・
・・・認識しないが???
【直った(直ってない)】
いやいや、正常に動作してるってキミ言ったよね?
デバイスマネージャーにまた行ってみる。
すると・・・
なんかエラーが復活していた。
はい、終わり終わり。
壊れましたわ。
ああもう、これだからPCは・・・!!
【ゲーミングノートくん(2019/3~2022/8)】
ゲーミングノートPCは死んだ。
過去の画像を調べると、どうやら購入から3年経っていたようだ。
携帯性が必須という事情があって、あるとき20万円で購入したゲーミングノートPCだった。
ぶっちゃけ買ったはいいが言うほど使わず、
SEKIROをプレイしたあとの約1年はろくに負荷をかけた覚えもない。
その後Quest2との連携でVRを楽しむことに使ったりしたが、あまりにも早いお別れだ。
あれか・・・?
この暑さのせいなのか・・・?
しかし困った。
本体は死んでいないにしても、もうサブモニタを使うことすら出来ない。
1枚だけのモニタで何の作業をしろというのか。
(いくらでも作業してる人はいる)
この状態では作業効率は地に落ちる。
そもそもの作業効率が地べたを這いつくばるレベルなのに!
そしてなにより、ゲーミングノートはファンの音が死ぬほどうるさいのだ。
この記事はグラボの死んだゲーミングノートで書いているが、
動画を見ているわけでもないのに凄まじい騒音を立てている。
ファンの設定を20%にしてもうるさい。意味がわからない。
喫茶店で使うことなど100%不可能だ。
ここへ来てようやくわかった。
クリエイターがファンレスのMacBook Airを買う理由が。
性能も必要十分で、ファンがないから騒音も発しない。
ゲームは出来ないが、そもそも仕事用だからどうでもいい。
彼らがMacBook Airを選ぶのは、そういうことだったのだ。
【普段遣いのPCはどうするの?】
ゲーミングノートPCは死んだ。
いや正確にはグラボしか死んでいないのだが、
それはもう実質PCが死んだようなものなのだ。
彼の出す騒音に耐えることが出来たのも、
動画編集をデュアルモニタでやっても問題のない性能があったからである。
しかしグラボがない今、それも失われた。
複数画面が使えないのは痛すぎる。
あとホントにファンがうるさい。
ぶっちゃけると今の世の中はスマホがあればコンテンツ消費はどうとでもなるのだが、やはりPCのマルチタスク能力やブラウザの拡張機能は便利。
マウスも手首への負担の少ないトラックボールに限る。
文字入力もキーボードが自分的には最速。
家で使うなら間違いなくPCが良いのだ。
ということで、新しい相棒は・・・
まさかの『VAIO Duo13』である。
何がヤバいって、このVAIO Duo13、2013年夏モデルとして発売されたもので、もはや購入から9年も経過している。
しかも24時間つけっぱなしでテレビ録画をやらせていた時期も5年どころではなく、間違いなく満身創痍のはず。でも生きてる。
もはやACアダプタを繋がないと画面が点滅し始めるという死にかけみたいな状態だが、Youtubeも未だに快適に見れるし、デュアルモニタも可能だ。
こんな御老体にムチを打つのは申し訳ないと思いつつ、
まだもうちょっとだけ頑張ってもらうことになりそうだ。
自分的にもまさか9年以上もお世話になるとは思わなかった。
当時バイト生活なのに思い切って買ったことは、間違いではなかったのだ。
【おわりに】
ゲーミングノートPC、残念なことになった。
そりゃノートPCの寿命は3年なんてよく言われているが、
いくらなんでもその通りに逝かれるとショックすぎる。
VAIOという9年選手が手元にあるし、なおさらそう感じる。
正直、今後ノートPCで買うのは、グラボ無しのファンレスPCになるかもしれない。ゲーミングノートはどうにもファンの音が耳障りすぎる。
本気でMacBook Airが気になりつつ、
注文したデスクトップの到着を待とうと思う。
STORMの納期ヤバすぎない・・・?
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