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創作世界を歩く

こんにちは、ほろと申します。はじめましての方ははじめまして。

この記事は定期ゲAdventCalendar2020・梅に投稿するためのものです。なので読むかたは、現在稼働中の定期更新ゲームについてはある程度知っているものとしてお話をさせていただきますが、定期ゲだけでなく創作全般についてもざっくり何か書こうと思っています。

〇自己紹介、定期ゲ上の活動

現在は「騒乱イバラシティ(以下イバラ)」と「Story of Lost Artifact(以下そぁ)」を主に遊んでいます。

イバラ:初早森兎乃

そぁ:ヨル・ヴルム

そぁは最近本稼働が始まったばかり(12/6)なので、ここでは自分がメインに活動しているイバラの話をすることにします。

定期更新ゲームではキャラクリエイトやロール部分、ゲーム部分など人によって力を入れるところは色々あると思います。僕の場合ロールはもちろんですが、イバラシティでは日記を漫画形式で描くことに特に注力しているのでそこについてちらっと書こうかなと。

〇イバラ日記

漫画は主にアナログでペン入れをしています。これは特にこだわりとかではなく、僕が若い頃にはまだデジタルイラストなんて全然なくて、ずっと紙に絵を描いてきて漫画もほぼ紙で読んでいた古い人間だからです。

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一本にまとめるとこんな感じに!

12月15日の更新で20回分。結構な量になりました。これらをスキャナーで読み込んで仕上げはデジタルで。セリフ入れや修正がとても楽!

内容に関しては主に自分で考えたプロットを追っているものと、他の人との交流・ロールで生まれたお話の二つです。ただ、結末はイバラシティの侵略戦争の行方によって左右されるので全く決まっていません。

これについて漫画を描こう!という記事にしても良かったのですが、一から全部説明するのは難しいかなと……。もし描きたいかたがいらしたら、イバラでは他にも素敵な漫画日記を描かれているプレイヤーさんが沢山いらっしゃるので、どんな感じなんだろう~と追ってみることから始めるのが良さそうです。

創作って人それぞれの人生に割と深く根ざしたもので、人によって文章を書くのが得意(好き)な人、絵を描くのが好きな人、立体造形を作る人、漫画を描く人、ゲームを作る人、あるいは読んだり遊んだりすること自体がもっぱら好きな人など千差万別ですよね。定期界隈を歩いていると特にそう感じます。

またそれらを小さい頃からやっていた、成人以降に始めようと決めたなど人生のタイミング、生まれた時代、目的によっても様々に変わってくると思うので、人それぞれ自分に合った道を探して進んでいくのが良いのだろうなあと思っています。

立ち止まってしまった時にそういうことを見直すのも良いかもしれません。

〇創作のきっかけ

自分の場合はどうだったのか。僕は小さいころ押し入れなどの狭いところに入って遊ぶのが好きな子供でした。閉所恐怖症の逆みたいな感じです。

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たぶん押し入れの中で暮らしているドラえもんとか、子供時代特有の秘密基地に対する憧れとかがあったんだと思います。

自分だけの空間で漫画を読んだりおもちゃで遊んだりすることが、非日常の世界に旅立つきっかけになったのかもしれません。中でもいわゆるファンタジー世界に対する興味はひときわ強かったです。

漫画はドラゴンボールやジョジョetc、少しあとにスラムダンクや幽遊白書なんかが来た90年代のジャンプ黄金期を経て、テレビではそれらの他にガンダムなど人気のアニメ作品や海外の映画も毎週のように流れていたので、創作世界にハマるのは半ば必然だった気がします。ファミコンから始まる家庭用ゲームの普及も大きかったです。

そして色んな作品を見て頭の中に浮かんだ風景を、いつしか紙に描くようになりました。

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遠い異国を旅して訪れた古いお城や廃墟。

ドラゴンが棲んでいたり水に沈んだ建物の底を泳ぐ何かがいる風景を沢山想像してました!この辺はドラゴンクエストやファイナルファンタジー等ゲームの影響が強いです。映画で言うとネバーエンディングストーリーとか。

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ガンダムやスターウォーズの影響でロボット的な存在、銃器もかなり好きでした。ガンプラやエアガンも買ってましたしゲームではフロントミッションシリーズが良かったですね。上の絵もヴァンツァーに対する好きがかなり出てます。

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魔女や魔法、自然物の風景。この辺は何でしょうね、ジブリ作品や絵本が主体だった記憶です。ゲームでは聖剣伝説など。エンタメに限らず美術作品でも16、17世紀あたりのオランダ・フランドルで発達した風景画を展覧会で見に行くのが好きでした。

こんな感じで好きになった世界はいろいろでした。

〇影響を受けた作品

先にジャンプ作品の名前を挙げたりしましたが、自分の絵柄を決定付けた作品はたぶんこれ!

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ゲゲゲの鬼太郎。たぶんあんまり説明はいらないでしょう。漫画版を読んだことのない人でも名前だけは知ってるとか、アニメもいまだに新しいシリーズが出ていますね。

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自分が持っている単行本もだいぶ古いです。

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(出典:水木しげる「ゲゲゲの鬼太郎」講談社、1985年)より

この背景、いま見ても美しい……!と感嘆しきりです。

つげ義春さんや池上遼一さんがアシスタントとして参加していたのは割と有名な話ですが、いわゆる劇画と呼ばれる漫画作品の中でもひときわ緻密で写実的な背景、風景、妖怪の描写。それでいてキャラクターは割とコミカル。

子供の頃にこんなすごいものを見せられた日には、没入感なんてそれはもうやばかったですね!このバランスが今でも自分にとっては理想像として位置しています。確かはじめて読んだのは幼稚園か下手をしたら保育園の頃だったので、ずっと妖怪の存在が怖かったです。でも読んでしまう。

生涯求める絵柄というのはこの時点で決定したようなものでした。

もちろん、他にも創作を続ける中で肉付けされたいろいろな描き方はあってデジタル絵などにも触れているのですが、自分の原点を振り返る機会がある時にはやっぱりアナログ絵、水木しげるさんのところに戻ってくるのだなあという思いがあります。

〇創作交流について

なんだか定期ゲーからはずいぶん脱線した気がしますが、自分のキャラ作りや創作のスタイル諸々につながる原点のお話ということで一つ。

アドカレを拝見していると、キャラメイキングの話はやっぱり多い印象ですね。自分のキャラを魅力的に作りたい!作るために頑張っている!という記事を沢山お見受けします。とても大事なことだと思います。

自分がちょっと視点を移した話をするとしたら、「他の人が作ったキャラ(いわゆるよその子)を好きになる」ことも同じくらい大切であると思っています。

何も無理にロールで交流せよという話ではなく、あのキャラかわいい!かっこいい!という憧れを持ち続けることがひいては自分の創作を続けていく原動力になったりもするので。人にもよりますが!少なくとも僕はそのタイプだなあと自分では。

個人的に絵を描くことは自分の「好き」を詰め込むことの繰り返しなので、好きな(あるいは興味のある)こと・ものを探して見つけ続けるのがとても大事だと考えています。

そういう意味でも記事では好きな作品の話を取り上げたりしました。

〇おまけのメイキングなど

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点が画面外にある場合に使う方法です。垂直の線を二つ用意し、等間隔の距離(それぞれ長さは変える)を取って結ぶとパースができます。これはシンプルな算数という感じです。

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反対側も。

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あとは線に沿って描いていきます。

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魔女の家の絵は全くパースを取ってないのですが、2点透視のイメージです。こんな風になんとなく遠くの点に向かって描くことを意識すると違和感の少ない絵になると思います。

これを知っていると逆にパースを外すことで敢えて違和感を出す絵も描けるようになります。

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おまけの作品メイキングと普段よく参考にしている本などでした。ゲームやアニメの設定資料から美術展のカタログまで。

ここまで読んでいただいてありがとうございました!

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