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ロジックツリー・演繹法/帰納法【論理思考】

【ロジックツリー】
MECE(モレなくダブりなく)を意識して上位の概念を下位の概念に枝分かれさせて分解していく分析方法の一種

どのような場面で使うのか
・問題の一番大きなポイント(=Where)を絞り込むとき
・問題発生の原因(=Why)を解明したいとき
・問題の解決策(=How)えを幅広く考えたいとき
→体系的にアプローチすることで思考のスピードUP
 全体像を見る意識付けができ思考の幅を広げて見落としを減らす事ができる
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「層別分解」**
全体を複数の部分に切り分ける
例)離職率低減施策の検討にあたり
  年代、所属部署、残業時間に切り分ける
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「変数分解(掛け算)」**
例)売上高、数量、単価、定価、割引率などに分解

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留意点**
・もれなくダブりなくも厳密に追求しすぎると時間の投資対効果が得られなくなることも
・感度の良い切り口をより多く持っておくことが大切

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【演繹的/帰納的思考】**
「演繹的(エンエキ)/帰納的思考(キノウ)」とは
・結論と根拠を適切に結びつけるためのベースとなる思考方法

演繹的思考の考え方
・一般的な事象やルールを当てはめる
→一般論や前提の多くは省略されているため、「隠れた前提」は何か?の確認、すり合わせが重要

帰納的思考の考え方
・複数の事象から共通点を見出す
→反証例がないか?を常にチェックし、反証例の少ない、具体的で意味のある共通項を見つける

留意点
・演繹的思考ではそのルールや前提が正しいかを疑う
→変化する中で過去の事情が常に当てはまるわけではない
・帰納的思考では、全員が同じ一般論を導くわけではない

【因果関係】
ある物事が原因と結果の関係でつながっていること
→Aが原因となって、Bという結果が引き起こされる

因果関係のメリット
・問題解決をすることができる
・一般的な因果構造を他の事象に当てはめより良い結果が期待できる
・自分の行為に対する結果予測ができる

→しかし因果関係を特定するのは難しい

因果関係の3つの条件
①時間的順序が正しい
②相関関係が存在すること
③第三因子が存在しないこと
 第三因子=共通する別の要因

因果関係 ありがちな落とし穴
①直感による落とし穴
②第三因子の見落とし
③因果の取り違え
④最後の藁
 →別の理由が積もり積もった結果

留意点
・因果関係の誤認や、誤認させるような表現は一般的によく起こるという認識を持っておく
→謝った選択を防ぐことができる

・「本当なのか?時間的順序が正しく、第三因子がないか?」と一度立ち止まって考える習慣をつける


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