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【How to】籠に活ける

こんにちは、いけばな作家の柊月(しゅうげつ)です。ご訪問くださりどうもありがとうございます。
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今回の仕上がりです。小さくて繊細な籠に活けます。幅20㎝、奥行き10㎝、高さ15㎝くらいです。殆ど一輪挿しになります。
コップのような器“落とし”は6㎝ほどでしょうか。

手提げ型の籠に活ける場合、
○立夏~立冬の前日までが籠やガラス器の季節です。晩秋~初春は押入れにしまいましょう
○花材が取っ手に掛からないようにしましょう
○花台(敷物)は不要(籠自体が 落とし の敷物だからです)なのです
が基本として覚えておいてくださいね。

なお、分類としては、投入れ(なげいれ)になります。
投げません。
器に入れて、花材が留まるところに、カッコよく構成します。

さて…

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枝を選びます。落としの高さが6㎝ほどです。
葉が籠に対して大き目です。
葉のついた茎を、この後入れる花の方の茎の線がうるさくない、
目立たなくなる位置にキメておきます。

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花の枝も選びます。不要な花枝を取り除いていくのです。
「足さずに引く」…いけばなって引いて引いて洗練・成熟するのです。

以上です。

この度もご愛読いただき、どうもありがとうございました。
ご可能な限り、ご支援いただけると助かります。
今後ともどうぞ宜しくお願いいたします。

で、オマケは下記の通りです。

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ちょうどいい葉を選びましたら、前から見て切り口が見えない角度でハサミを使って切ります。
★ハサミの刃先を、上や下から入れたり、右や左に角度を見定めます★

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花の茎が一本調子なので困ると思います。そのようなときは、
‼静かに‼
①親指の腹を下に、人差し指と中指・ときには薬指までを上に、
下からしごいていきます。
②上記のように、左右の親指と人差し指で(中指は支え役です)
下から数㎜ずつ矯め(緩やかに曲げる)ていきます。
★体温を使って矯めていきますが、体温で萎れてしまいます。短時間で体温を使って矯めます(ちょっとなんだかわからない、ですよね…)

↓ ↓ ↓オマケのオマケです↓ ↓ ↓

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私は“トイレ花”と称しています。ただ、ダラ~ンと入っていません。

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基の枝を器に渡し掛けて、葉や脇枝を見せます。
その基の枝が、他の花や枝の花留めとなります…

以上です。
いけばなって、花1本、枝葉1本で作品ができるのです。

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