永井均について ver0.01

 私は永井均にわざわざ反論する気にはなかなかなれなかった。中学のときから名前だけなら知っていたし、大学一年のときであれば、大学図書館の蔵書の豊富さがうれしくて読んでいた気がする(『〈魂〉に対する態度』)けれど、自分がゼミに配属が決まったあたりでははっきり読んでいなかった。自然主義的な心の哲学への志向がはっきり定まってきた頃でもあり、そもそも独我論が正しいわけがないとも思っていました。だから、永井がいかに「過激な」ことを言おうと別に「またやってらあ」と思っているくらいがいいと思っていたのです。

 だけど、青山拓央さんのようなかっこいい書き手が、永井をどうも好きみたいなんですねぇ。で、私のようなごく平凡な者も、反対するなりに自分の思うところをはっきりさせてみたいと思ったわけです。

 ver 0.01 と書いた通り、どんどん書き足していきます。

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