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視覚を考える フレスコシートの視覚効果と可能性

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視覚効果を活かして作品に活かす フレスコシートの創り出す新たな表現領域 視覚から考える解説編
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#視覚

視覚を考える その7 観ているのは目ではなく脳

視覚を考える のなかで視覚は目の仕組みから脳へと送られて処理されているものを見ている と言う話をしてきました その中で面白い記事を見つけたので紹介します 私たちは何を見ているのだろうか—錯視・錯覚から迫る脳の視覚情報処理メカニズム— | サイエンス&テクノロジー | 研究・社会連携 | 京都産業大学 見るとはどう言うことか。 見るとは脳の情報処理を理解する事につながると言う事になる。 「目は口ほどにものをいう」と言う言葉もあるように コ

視覚を考える その1

人の視覚とはなんとも不思議な世界。 可視光という約360nmから830nmの波長の 光を水晶体というレンズを通して網膜に 並ぶ光に反応する2種類の細胞が電気信号に変えて脳に送る デジタルカメラに限らずカメラには必ず取り込み時間がかかる。 ビデオカメラも1秒間に30コマを目安に 静止画を連続記録する この目安はカクカクならないように という事です アニメは1秒間に24コマです 人の視覚も同じように取り込み時間が かかっているはずです。 逆に人の目はどれだけ短時間の

視覚を考える その3 フレスコシートの視覚効果と可能性

その1は目の画像の取り込み時間 その2はカメラと目の仕組み その3は目の視交叉と立体感 カメラで言えばイメージセンサー、目で言えば網膜に 取り込まれた光情報 その光情報が脳に送られて行きます 「角膜と水晶体」⇒「網膜(電気信号に変換)」⇒「視神経」⇒「脳」 という流れになります 網膜から視神経を通り視交叉(しこうさ)があります 視交叉とは網膜(眼底)からの神経は、 脳の中で右目の神経が左脳に、 左目の神経が右の脳へとつながっていきます。 右

視覚を考える その4 フレスコシートの視覚効果と可能性

人間の五感による知覚の割合は、 視覚83% 聴覚11% 嗅覚3.5% 触覚1.5% 味覚は1% といわれています。 人間が受け取る情報のうち、8割は視覚からの情報です。 恐らくそれほど複雑で情報量が膨大であるということではないかと思います。 さて、 前回は視交叉と記憶力の話をしました。 今回は画素数や解像度の話に進みます。 目の画素数については視神経の本数が約100万本と言われていることから片目で100万画素という話もあります。 解像度とはその画素数

視覚を考える その6 フレスコグラフィックシートの視覚効果と可能性

視覚は目と網膜と高度な脳の処理によってできていることを 理解いただけましたでしょうか その中で前回のその5では知覚と認識という話をしました。 人の視覚は脳で高度な処理をした上で映像化されていると言うことです その知覚の中で特徴的なものを瞬時に捉え理解しそれに合わせて映像化していくと言うことになっています フレスコグラフィックシートと言うメディアはその脳の処理 つまり視覚に効果的に訴えるための要素を詰め込んだメディアとなっています 私たちHO