リトルワールド

週末、遠出をして、愛知県犬山市にある『リトルワールド』へ行ってきた。
随分前に行った時と比べると、建物やそれに付随する各国ごとのお土産コーナーが充実していて、とても楽しい。

園内はいくつかのゾーンに分けられている。(ⅠーⅧ)

以前行った時は、子供だったので、いろんな国の自然環境や時代背景も分からずに見ていたが、中学や高校での世界史等で学んだ(浅い)知識があると、こんなにも違って見えるんだな、と実感した。

家屋であれば、その位置によって文化や家族間のそれぞれの位置づけが垣間見える。

入口近くに防護の為、長男の部屋を持ってくる。家長が一番ということだろう。(南アフリカ ンデべレの家。)

一夫多妻制の導入されている国では、第一夫人の部屋・第二夫人の部屋などがある(西アフリカ カッセーナの家 / タンザニア ニャキュウサの家)。それは多面的に見れば、男女が区別(差別)され、生活しているということではないか、と思う。

そして、国は違えど富裕層になればなるほど、宗教的な建物(祠堂やお墓など)を邸内に持っている。宗教的に力がある人が富裕層なのか、富裕層になると信仰心が強くなるのかは分からないが。
等。

印象に残っている建物についていくつか。

ゾーンⅣ
【ドイツ バイエルン州の村】
聖ゲオルグ礼拝堂
とても静謐で荘厳な空間。
フレスコ画?らしき天井画も祭壇も美しい。

ゾーンⅦ
【タイ ランナータイの家】
タイの高床式住居が、熱帯性の気候(多雨多湿)による暑さや浸水から考えられたものであり、野獣や毒蛇などの侵入を防ぐ機能をはたしている。
高床式の下は、船や牛車の収納場所になっていた。

【トルコ イスタンブールの街】イスラーム学院(メドレセ)
現在のトルコの礎となっているオスマン帝国にあったトロイア遺跡やミケーネ遺跡はシュリーマンによって発掘された。
そのオスマン帝国時代に建設されていたイスラーム学院を復元した建物、その一部屋には今回アラビア書道の作品も展示されていた。展示が期間限定かどうか、ちょっと確認できていないが。
文字もそれを意味する言葉も美しい。

ゾーンⅧ
【韓国地主の家】
外から見ると、韓国ドラマに出てくる家の門構えと梅の木が雰囲気を出していた。中の主婦の部屋では、レンタル出来る韓服(チマチョゴリ)を来た人たちで写真会のようになっていた。庭にはドラマでよく見る、キムチなどをつけておく大きな縦長の甕がいくつも置かれていた。

◇◇◇◇◇

各国のお土産コーナーにはそれぞれの国を連想させるモチーフのタオルが置かれていて、それを確認するのも面白かった。

結論から言うと、午後から行ったため時間が足りず、回り方もゾーンⅧから回ったためゾーンⅠからⅢ辺りは外から見るだけになってしまった。

機会を作って再訪したい。

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