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[今日のニュース08/11] 楽天モバイル契約者数減少。決算は…?

楽天モバイルが0円の通信プランを廃止したニュースは記憶に新しいだろう。それを受け、多くの楽天モバイル使用ユーザーは他社へと移り、楽天モバイルの契約者数が、初めて減少傾向に転じた。しかし、0円から有料プランに切り替わったからには、楽天モバイルの売上は向上が見込める。これを受け、実際楽天の決算はどうなったのか。8/10の短期決算を見ていく。

本題のモバイルの売上について見てみる。売上は前年と比べ54%上昇と、当然であるが大幅にプラスとなっている。しかし、意外なことにモバイルというセグメント単体では利益を出すには至っていない。自社基地局設置等の先行投資などの費用が膨大であることが原因であるらしい。損失額は2500億円程度である。これは減価償却費も含んでいるため、実際のお金の流失はこれより少ないことを加味しても、あまりにも損失が多い。0円プランの停止を決めたことも理解できる。しかし、この投資額に見合う結果を将来得るために、0円という魅力を一つ失った状態でどうモバイル会員を増やしていくか、黒字化と並行して大きな課題である。

また、全体の売上も増加、一方で営業利益は1970億円程度の赤字であった。ネット通販、クレカは好調だった一方で、やはりモバイルの赤字が大きいというイメージを受ける。

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