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【2024インドネシア視察】Day6-1 バンドン散策 バンドン会議の博物館!

いよいよアジア・アフリカ会議博物館に入場!

昨日はパレスチナデモで入場することができたなかったアジア・アフリカ会議博物館。

ようやく入場することができました。

2018年にも訪れたことがありますが、最近リニューアルしたので、とても美しい展示になっていました。

入ってすぐのところに参加国が色付けされた地球儀がお出迎え。

スカルノが演説をしている像。当時の本人の演説の音声が流れ、まるで1955年にタイムスリップしたかのよう。

インドネシア建国の英雄。スカルノ(左)とハッタ(右)。
現在のジャカルタにあるメイン空港の名前はスカルノ・ハッタ空港です。

アジア・アフリカ会議は、冷戦のさなかでありながら、東側(ソ連・社会主義側)の中国や、西側(アメリカ・資本主義側)のインドなどがイデオロギーを超えて集まった会議でした。

米ソの2大対立となっている冷戦世界において、アジア・アフリカの植民地から独立した国々が結集して第三極をつくっていこうとする画期的な取り組みとなります。


ところが当然アメリカは資本主義勢力の優位を説くことを西側諸国に要求します。

そのような中で日本も閣僚の参加を見送らざるを得ず、一部の官僚などが参加するにとどまりました。残念ながらそのような状況下で日本の存在感を示すことはできませんでしたが、今も日本国旗が博物館に飾られています。

いよいよバンドン会議が行われた会議室へ

各国の旗が並ぶ前に登壇ための台が置かれています。

ここでスカルノが、中国の周恩来が、エジプトのナセルが、インドのネルーが演説をしたかと思うと興奮著しいです。

そしてその横では平和の銅鑼が。

来年70周年を迎えるバンドン会議。大国の意思に流されるのではなく、小国であろうが結束して新しい潮流を作ろうとしたスカルノたちの思いは色褪せていないと思います。

そして70年経った今、インドネシアは小国ではなくグローバルサウスを牽引する大国へと羽ばたこうとしています。

そのような歴史が動く瞬間を体感できたことはとても素晴らしい経験となりました。


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