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チンゲン革命(1)

以下、オッサンの自分語りだけど、読んでくれたら嬉しい。
「人間革命のダジャレで何か良い響きが無いかな〜」と思い立ち、足りない頭を捻りまくって出したタイトルがチンゲン革命。
そんな、憐れさ極まるオッサンの自分語りだ。

まずスタートは私の誕生から…いや、生まれる前から始めよう。

どうだ、生まれる前から始めるとは思わなかっただろう。
ただのオッサンの話だと思って舐めていただろう。
この時点で読む気が失せたかい?

まあ、もう少しゆっくりしていきたまえよ。
大丈夫。痛いのは最初だけだ。じきに良くなる。

良くわからないが、恐らくそれなりの場所でそれなりの行為をしたのだろう。
母は、私を妊娠した。

以来、「必ず広宣流布のお役に立たせますから、 どうか、この子を五体満足で生ませてください!」と熱烈に祈り続けたらしい。
その結果として現世にデビューしたのが私である。
生まれる前から広宣流布を宿命づけられた子。それが若本である。

ところがどっこい、こうして今では日蓮批判をやるのだから、宿命は転換できるんだよ。分かったね。

今もふてぶてしい見た目をしているのだが、それは生まれつきのようだ。
祖母から面と向かって「おめぇは全ぐかわいぐねぇ赤ん坊だったんだぁ」と言われたことがある。

「孫は目に入れても痛くないほど可愛い」
それが相場だと聞いていたが、時に相場は荒れるらしい。
全く可愛くないって、よっぽどだぞ?

しかし、確かに可愛くないんだよ。
写真に残された赤ん坊の自分を見るでしょ?
もうね、パワハラが趣味のメタボな部長にしか見えないのよ。

そんな赤ん坊だったから、私は可愛さを求めて祈っていたのだろうか。
物心がつく頃、私は信心深い子に育っていた。
自ら好んで仏壇の前に座り、扉を開けろとせがむ。
曼荼羅本尊を見たくて仕方なかったのを覚えている。

それ以上に際立つ宗教的特性が私にはあった。
邪宗に対する、強烈な警戒心である。

続く…のか?

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