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ウクライナ平和の鐘 016 子を想う親の心

https://youtu.be/BsjH-JteJng

■2022(令和4)年3月30日 016 子を想う親の心
(動画の3:22~5:35)

本日の「平和の鐘 鳴鐘の輪」。仏様の慈悲は、子を想う親のそれに準えられます。ウクライナの戦乱では、たくさんの親が子供を亡くし、たくさんの子供たちが親を亡くしました。これ以上このような苦しみを生んではいけない、そう思います。

合掌

 法華経の中に次のような経文があります

今此三界 皆是我有 其中衆生 悉是吾子
而今此処 多諸患難 唯我一人 能為救護

今此の三界は皆是れ我有なり。
其の中の衆生は悉く是れ吾が子なり。
而も今、此の処は諸の患難多し。
唯我一人のみ能く救護を為す。

妙法蓮華経譬喩品第三

 現代日本語では概ね次のような意味になります。私たち人間の生きているこの世界は、すべて私(=お釈迦様)の慈悲の対象である。その世界に生きている人々はすべて私の子供なんだ。この世界は様々な苦しみ悲しみに満ちているけれど、私だけが人々を救い護ることができる。だから安心して、私を信じて仏道修行しなさい。そのようなお言葉です

 お釈迦様の慈悲、つまり人々から苦しみを拭い去り安らかに平穏に生きてほしいと願う心は、親の子供に対する想いになぞらえられています。

 ウクライナではこの1ヶ月間、大勢の親が子供を亡くしました。大勢の子どもたちが親を亡くしました。親も子も共に亡くなってしまった事例も多数あるはずです。

 これ以上このような苦しみを産んではいけない。これ以上このような悲しみを増やしてはいけない。そう思います。

再拝

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