無糖の紅茶が甘く感じるのは(2022.12.11)

家の中が寒く、15時ごろまで動くことができなかった。

ITパスポートの試験が終わってから、これといった目標がなく何かしたいが何もできない日々が続いている。とりあえず髪を切りたいのと、靴下を買おうと思い家から出た。

駅に向かう途中、東浩紀さんとすれ違う。近所に住んでいることは知っていたがここまでとは!びっくりしてニヤニヤしたまま電車に乗り込んだ。画面の向こう側の人が触れられる距離にいる違和感には未だ慣れない。

五反田のQBハウスで髪を切ろうと思ったが、8人待ちと店の外まで列を作っており立って待つのは嫌だったので諦める。

価格もそうだが個人的には早く施術が終わるのもQBの高評価な点であり、そうした際に長い待ち時間が発生してしまうのは避けたいのだ。

髪を切ることに1時間と3000円以上を費やすことに違和感を覚えていた僕にとってQBはとてもありがたい存在で、髪を切り終わった最後に掃除機で頭を吸われることを含めてQBが好きだ。

店員とのドライなコミュニケーションも丁度良い。最初に注文を(大概はホットペッパービューティーに載っている写真を見せて「こんな感じで」と)伝えて、その後は鋏の音を聞いていれば良い。

諸々考えた結果、多少の移動はあるが南千住のショッピングモールにあるユニクロとQBで用を済ますことにした。

南千住なんて来たことないやと思いながら駅から出たら、演劇を観るために1度だけ来たことがあったのを思い出した。思い出せないだけで忘れない典型例である。

ショッピングモールでの用事を終えたら、隣駅である三ノ輪の銭湯に歩いて向かった。

最近リニューアルをしたとのことで、受付・脱衣所・浴場揃ってとても綺麗だった。トイレもまたとても綺麗で感心するほど。

店内放送や店内BGMが流れているのは、スーパー銭湯っぽいなと思った。黙浴をしてくださいと20分おき位にアナウンスしており、未だ渦中を抜けきれていないことを感じる。

浴場は広いわけではないが上手く空間を使っており、洗い場と浴槽のバランスが良い。サウナと専用の外気浴スペースも併設されており、今日は利用しなかったが今度来た時には是非入ろうと思う。

湯船に浸かりながら自分の未来を考えた時に、「炭酸泉」みたいな存在でありたいかも。と思った。自分自身でも、自分が生み出すものでも、何かしら炭酸泉みたいな影響を他の人に与えられたら嬉しいなと思う。

サウナに入る人たちが買ったであろう「いろはす」を眺めていたら、ラベル位置がボトル上方から下方に変更されており外国っぽいなと思った。

お風呂上がりに飲んだ紅茶は少し甘かった。

無糖の紅茶が甘く感じるのは、今朝まで彼と一緒にいた余韻が、未だ口元に残っているからなのかもしれない。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?