見出し画像

『虐待児の詩』 青い鳥の記憶

「懐かしき 伽藍堂」


部屋に 籠もって居ると
息が 詰まり そうになった

堪えきれず 窓を開けた

初夏の風が
青葉の香りを運んで 吹き込んできた

心に染み入る 其の風は
爽快な開放感と共に

虚しさを
置き去りに していった

##心に溜まる虚無の塊

プールの後 更衣室

懐かしき 伽藍堂




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?